ディズニーのアニメ映画「シュガー・ラッシュ オンライン」観てきました
2013年のアニメ映画「シュガー・ラッシュ」の続編
ゲームの裏側の世界を描いたファンタジー映画です
今回はアーケードゲームの世界からインターネットの世界へと舞台が広がります
前作はなかなかの大ヒットでしたね
あらすじ
アーケードゲームの世界に住む
優しい悪役ラルフと天才レーサーのヴァネロペは
レースゲーム「シュガー・ラッシュ」が故障し廃棄処分の危機を知る
2人は部品を調達するためにインターネットの世界へ旅立つことを決意する
感想
表面的には面白いし楽しめる
でもストーリはかなり微妙
前作は名作
今回は凡作
前作「シュガー・ラッシュ」はとても好きな映画
なので、続編である本作もかなり楽しみで
期待して観に行ってきました
この映画
普通に面白いし楽しめるとは思う
天下のディズニーなだけあって
映像クオリティーはすごく高い
映像の素晴らしさだけで
下手な映画よりは見応えがあると思います
今回も既存のゲームのパロディネタ満載で
そこは期待に応えてくれてると感じます
そして、今回はディズニーのセルフパロディもたくさんあります
CMでもかなり推されてた
ディズニープリンセスはもちろんですし
その他ディズニーキャラ
スターウォーズ、マーベル
有名所のキャラがめちゃくちゃ登場します
パロディギャグも面白いです
プリンセスたちの自虐あるあるネタなんかも普通に笑えるし
今風のオープンワールドゲームの
無法地帯な世界観の描写も面白いです
インターネットを擬人化した様な世界観も面白い
ポップアップ広告の擬人化とか
オークションサイトとか
動画サイトのシステムとか
それに、そんなインターネット文化を風刺的に皮肉った描写なんかも面白いし笑えます
本当に良い部分はたくさんある
これだけでも観る価値はあるんですが
でも、ストーリーが圧倒的に悪いと思う
酷いと言ってもいいくらいかもしれない
主役である2人
ラルフとヴァネロペに全く好感が持てないストーリーです
この物語の
事件の発生、事態の悪化
これが全部
この2人のわがままが原因
そして、全てが最終的に
ご都合主義で丸く収まる
2人の努力や変化が全く見えないんです
2人の努力や変化が全く見えないんです
これが、夢と友情というテーマを
かなり薄っぺらくしてしまっています
心情的なテーマもちょっと雑に感じる
ラルフのヴァネロペに対する友情は
結局、最終的にも
ただの依存で終わってしまっている様にも感じます
この依存も異常で
ラルフがただのロリコンおじさんにしか見えないです
刺激的な世界を夢見ているヴァネロペは
都会の表面的な魅力だけに希望を抱いているバカな田舎者にしか見えない
こんなフワッとした夢のために
自分の住んでるゲームのことは見捨てて
新しい世界に住もうとするヴァネロペは無責任な人にしか見えないです
この2人が気持ちのすれ違いで
ぶつかり合い成長するのかと思いきや
結局、なあなあで
お互いの気持ちを尊重する
みたいな感じで終わっていきます
最終的に誰も成長してない
ラルフとヴァネロペが
自分たちのわがままでゲームを壊して
インターネットの世界をめちゃくちゃにして
散々いろんな人に迷惑をかけて
結局何も生み出さずに終わる
この2人が嫌いになります
2人の印象が悪いせいで
悪ノリのギャグシーンも不快に感じる
可愛さが無いんですよね
2人の印象が悪いせいで
悪ノリのギャグシーンも不快に感じる
可愛さが無いんですよね
そして、ご都合主義が多すぎる点
基本的に、出会う人がみんな何故か協力的
意味も無く全員優しすぎる
逆に怖い
裏があるんじゃと勘ぐってしまいます
でも、裏は無い
さらに、全てがトントン拍子
特に努力をせずとも全部上手く行きます
しょうもない動画が一瞬でバズったりする
世界を脅かすコンピューターウイルスの倒し方も気に食わないですね
ウイルスを説得で浄化する
ってどういうこと?
ウイルスっていったい何なのか
って思ってしまう
いくらなんでも都合が良すぎる
落下するラルフを
ディズニープリンセスたちが急に助けに来るのも
なんで?
って感じです
ホント終盤が雑すぎる
さすがに酷いと思う
プリンセスたちの客引きパンダ感も
正直、好感が持てない
プリンセス集合シーンはCMでめっちゃ流してましたけど
このCM以上の事は何も無いです
物語的にも全然機能してるわけじゃないですし
プリンセスを出してみた
ってだけです
集客の為だけの要素でした
総合的には普通の映画
でも、観かたを変えると評価が変わる
映像やコメディー要素に重視して観ると
面白い作品
ストーリーを重視して観ると
酷い作品
人によって評価が割れると思う
僕はあまり好きじゃない作品