何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

アニメ「ゾンビランドサガ」感想 意外と王道 でも邪道 新しいアイドルアニメ


どうもきいつです




テレビアニメ「ゾンビランドサガ」観ました
2018年10月から12月にかけて
全12話放送されていたテレビアニメです

 

ゾンビとして生き返った女の子たちが
佐賀県を救うためにご当地アイドルとして
活躍する
という、なかなか変な作品
オリジナルアニメです





あらすじ
女子高生の源さくらはオーディションの申込書を手に
家を飛び出たところを軽トラックに撥ねられる
10年後、彼女は佐賀県のとある洋館で目覚める
そこにいた謎のアイドルプロデューサー巽幸太郎から
佐賀を救うアイドルになれと言われ
他のゾンビ少女たちとともに
フランシュシュという7人組のアイドルグループ
として活動することになる



感想
思ったよりも王道青春ドラマ
ギャグはしつこいけど
慣れれば見れる
OP主題歌がすごく好き


最初は別に期待もせずに
なんとなく観始めたアニメ

はじめは
どうせオタクに媚びただけの
つまらないギャグアニメなんだろうな
くらいの気持ちでした

でも、意外と面白かった

少女たちの
アイドル、人間としての成長を描いた
青春ドラマとして
面白く観れます

様々な個性、性格の女の子たちが
同じ目標を目指し
時にはぶつかり合い
時には支え合いながら
成長していく

という、分かりやすいほどの
王道ストーリー


これだけなら
つまらないベタな作品で
終わっていたと思うんですが

ゾンビになった女の子たちが
アイドルを目指す
という斬新な設定なおかげで

かなり新鮮に観ることができました



このゾンビという設定が
面白く機能しています


ゾンビだから死なないとか
街中で出会った警官に銃を向けれるとか
こういうのが
ギャグ的に面白くなっています

普段はメイクでゾンビという事を
周囲に隠していますが
ちょっとしたことでバレそうに
なったりする場面では
ギャグ的に笑えますし
スリル感もあったりする


それ以外にも
キャラの個性としても上手く機能している

体はみんなゾンビなんですが
心は人間です
一応みんな自我はあります

ただ1人だけ
最初から最後まで
心もゾンビのままのキャラがいて
このキャラがギャグ要員として
すごい良い役割をしていました


他にも
それぞれのキャラが生きていた時代が
異なっているのも面白い

それぞれが同じ場所に集まっているものの
ゾンビとして集められているので
生きていた時代が違います

なので、ジェネレーションギャップ的な
考えの違いなんかがあって
なかなか面白いです

特に、時代による
アイドルに対する考え方の違い
これがとても良かったと思う

確かに今と昔じゃ全然違うよな
と感心させられました



そして、OP主題歌の「徒花ネクロマンシー」が
すごく好き
ただの個人的な好みですけど

面白い曲だと思う
ちょっと古臭い雰囲気があるんですが
アイドルソングっぽい曲です
しかも、アニソンらしさも
ちゃんとあると思います

単純にこの曲が好き
OPのアニメ映像も結構好きです



ただ、ギャグ部分が
狙い過ぎでしつこくも感じました

特に、巽のキャラクターとセリフ
これがちょっと狙い過ぎだな
と思いますね
テンションや勢いだけで
笑わそうとしてる

全体的に笑えるギャグが多かったんですが
正直、ここだけはあまり笑えないです

でも、慣れてしまえば
そんなに気にならないですが



それと、アニメの画風は
特別に抜きん出たものが無かったですね

良くも悪くも
今風の美少女アニメって感じです

せっかくゾンビを題材にしてるんだから
全部じゃないにしても
所々にリアルな描写や気持ち悪い描写なんかを
入れても面白くなったんじゃないかな
とも思いました

もうちょっと攻めても
良かったんじゃないでしょうか



予想以上に楽しめたアニメでした
ギャグも面白い
青春ドラマとしても楽しめます
主題歌もとても良い

もしかしたら
シーズン2がありそうな終わり方をしていたので
続きにも期待です



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徒花ネクロマンシー