漫画「惑星のさみだれ」読みました
惑星と書いてホシと読みます
「スピリットサークル」などの水上悟志による
日本のバトル漫画です
日本のバトル漫画です
指輪の騎士に選ばれた人間たちと
泥人形を操る魔法使いとの
超能力バトルを描いた作品
泥人形を操る魔法使いとの
超能力バトルを描いた作品
2005年から2010年にかけて
ヤングキングアワーズにて連載されていました
あらすじ
主人公の雨宮夕日は
ある朝、言葉を話すトカゲから
世界を救う騎士として選ばれたことを告げられる
最初はその事に無関心な夕日だったが
敵の泥人形から襲撃を受け
死を覚悟した時
守るべき姫である朝日奈さみだれに救われ
夕日は彼女に忠誠を誓う事を決意した
感想
バトル漫画としても面白い
人間ドラマも面白い
全てが丁寧に描かれ
かなり完成度の高い
漫画でした
とても面白かった
以前に読んだ「スピリットサークル」も面白かったんですが
この作品もなかなか面白かったです
本作は「スピリットサークル」より
前の作品ですね
全10巻とそんなに
長い漫画ではないです
全体的にバランスが良くて
とても読みやすい
そして、テーマもぶれずに
1つの事を突き詰めたような物語で
10巻とは思えないような読み応えでした
まず、ストーリーがすごく良いと思う
大まかに言うと
世界を救うために強大な敵と戦う
という、かなり王道でベタなストーリー
でも、それだけでなく
主人公である夕日、さみだれが
地球を救った後
最終的に自分たちが地球をぶっ壊す
という目標を掲げる
こういう変化球的な設定が入ることで
とても新鮮に読むことできます
その中に
『子供から大人に成長すること』
というテーマを
しっかりと軸にしてぶれずに物語を描いています
このテーマが
世界観、物語、それぞれのキャラクターに
一貫して描かれていることで
1つの作品としてまとまっていて
読み終えた時に
ストレートに意味が分かり
納得のできるものとなっていると思います
これだけで
この作品がとても丁寧に
作り上げられていることがわかります
たった10巻という短い中に
なかなか壮大な物語を
描いているんですが
読み終えた時に
疑問に思う事、引っかかるものが
全然無いです
短い中で全てを描き切っています
この10巻の中で
決して少ないとは言えない数の
キャラクターの面々の
バックボーンや成長をしっかり描いていて
さらに、世界の成り立ちや
少しややこしい世界観の設定も
しっかりわかるように説明されている
そして、戦いを終えた後の
キャラたちの後日談も見せてくれている
伏線の回収も
気持ち良いくらいに
もれなくやってくれます
かと言って
文字が多いわけでなく
すごくテンポが良く
漫画としてとても読みやすい
ホントに無駄が無い作品だと思いました
何十巻も続いて中身もカラッポで
やたら長いだけの漫画も多い中
この短い中に
こんなにも密度の高いものを描き
さらに、読みやすい
すごい漫画だと思います
そして、ストーリー面だけでなく
絵もすごく良いと思う
第一印象は
とても可愛い絵で
ほのぼのした雰囲気なんですが
アクションシーンの
動きの表現が爽快で
バトル漫画としても
めちゃくちゃ楽しみながら読める
線の動きが多用されていて
とても勢いがあります
画面の外に出てくるような
迫力が感じられます
人間の体や動きも
躍動感があって
画面的に派手で見栄えが良いですね
それと、キャラクターの目線の動きも
丁寧だと思いました
この目線だけでも
キャラの感情を表せていると感じます
こんな完成度の高い漫画は
なかなか無いんじゃないでしょうか
すごい
という言葉が素直に出る作品
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