何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「バンブルビー」感想 トランスフォーマー史上1番シンプル 子供が楽しめる


どうもきいつです



SFアクション映画「バンブルビー」観ました

 

「トランスフォーマー」シリーズの
人気キャラクター、バンブルビーを主役に
シリーズの始まりを描いたスピンオフ映画

 

1980年代を舞台に
バンブルビーと人間の少女チャーリーの
友情と彼らに待ち受ける戦いを描いています

 

アニメ映画「KUBO クボ 二本の弦の秘密」の
トラビス・ナイト監督が
自身初の実写映画監督として手掛けています





あらすじ
18歳の少女チャーリーは誕生日に
小さな廃品置き場で
廃車寸前の黄色い車を見つける
その車を譲ってもらうが
突然、車が人型の生命体へと変形した
記憶と声を失っていたその生命体に
チャーリーはバンブルビーと名付ける



感想
全てがシンプルになったトランスフォーマー
だから、とても観やすい
子供でも楽しめるはず
シリーズで1番好きかも



スタジオライカの作品がとても好きで
トラビス・ナイトが監督を
務めるという本作は
密かに期待していた作品です

今までの「トランスフォーマー」シリーズは
全てマイケル・ベイが監督を
務めていましたが
今回は別の監督になっています


個人的にはトラビス・ナイト監督の
作風がとてもハマりました

正直言って
これまでのトランスフォーマーは
ごちゃごちゃし過ぎだと思ってました

ストーリーは作品が進むにつれ
複雑になっていってややこしいし
登場人物は毎回多くて
誰が誰かわからなくなってくるし
アクションは派手ですけど
とても見づらい


それに比べて本作は
とてもシンプルなんですよね

ストーリはとても単純な内容
人間の少女と異星人の交流と友情の
ジュブナイル的な物語
「E.T.」とほぼ同じような内容ですよ

だから、物語にも感情移入しやすいし
変に頭を使わなくても
ストーリーを理解できる
そして、なんかほっこりする物語です



登場人物も今までに比べれば
かなり少なくてシンプルです

まず、トランスフォーマーの数が
とても少ないです

メインで活躍するのは
バンブルビーと敵が3体くらい

序盤の戦争シーンでは
いろいろ登場しますがモブ扱いです
オプティマスもちょっと出てくるくらい

でも、今までが多過ぎたんですよね
味方に5体ぐらいいて敵も同じくらいで
アクションシーンになると
もう誰が誰だかわからなくなりますよ

しかも、毎回みんな死ぬんで
結局、記憶に残るのは
オプティマスとバンブルビーくらいですし


だから、今回くらいの少数は
ちょうど良かったのかもしれないです

戦闘シーンはバンブルビーをメインで
見れるし
敵の存在感も際立っていたと思います

アクションもスッキリしていて
とても見やすかったですし


人間側の登場人物もシンプルだと思います

主人公チャーリーとその家族
お隣さんのメモ、軍人の男
それくらい

あくまでチャーリーとバンブルビーの
友情物語がメインで
他のキャラはあまり出しゃばってこない
このへんもシンプルで
とてもわかりやすかったです



あと、バンブルビーの描き方が
とても良かったと思います

バンブルビーが生き物にみえます
とても可愛いです

今までのシリーズでは
トランスフォーマーたちの感情が
あまり伝わってこなかった
アメリカンな大げさな体の動きとかで
表現はしてたんですけど
ロボット感はぬぐえていなかったと思います

しかし、本作はとても感情豊かです

それは
監督がアニメに関わってきた人だから
だと思いますが
アニメ的な表現が良かったんだと思います

動きもとても生き生きしてるんですけど
それ以上に顔の表情が素晴らしいと思う

表情で感情が伝わってきます
怒られた時の顔や楽しそうな顔
怒った時の顔
それぞれの顔の表現が豊かで
なんか犬みたいに見えてくる

とても愛嬌のあるキャラに
仕上がっていたと思います



それに、今回はトランスフォーマーの
デザインもすごく良かった

バンブルビーは丸みがあって
とても可愛らしい

今まではバキバキのメタリック
って感じのデザインだったんですけど
今回はどれも全然そんな感じじゃない

このデザインって
昔のトランスフォーマーのアニメや
おもちゃのデザインに近いです
原点回帰ってやつですかね

オプティマスも
昔のおもちゃっぽかったです

個人的にはこっちのデザインの方が
好きですね
こっちの方がトランスフォーマーって
感じがします


全体的に見ると
子供向けのわかりやすい作品に
しようとしたのかな
って思えました



ただ、ちょっと微妙に思える部分もあります

ストーリーがあまりにもシンプル過ぎて
既視感は否めません
ほぼ「E.T.」ですからね
観たことのあるような映画に
なってしまっています

ひねりが全然無いストーリーですね


展開が強引過ぎるのも気になりました

チャーリーと家族との問題が
なんかいつの間にか
解決していたりします

チャーリーがバンブルビーとの出会いや
戦いの中で成長したから
家族とも上手くいった
って事だと思いますけど
ちょっと強引過ぎると思う


チャーリーとバンブルビーの別れも
かなり唐突で
なんで?
と思います


バンブルビーやチャーリーが
めちゃくちゃ丈夫なのに
敵はすごく脆いってのも
ちょっと気になりました


それでも、今までの力技と勢いで押し切る
「トランスフォーマー」シリーズに
比べるととても観やすい作品です

今までの激しいトランスフォーマーが好き
って人もいると思いますけど

好みは人それぞれですよね



トランスフォーマーらしい
変形アクションも見れますし
シリーズの中でも
1番シンプルでわかりやすい
個人的にはなかなか好きな作品ででした





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