ホラー映画「バタリアン4」観ました
1985年に公開された「バタリアン」シリーズの
第4作目の作品
前作からは12年ぶりの2005年に公開された
映画です
バタリアンの設定を引き継ぎ
ティーンエイジャー映画としての
要素も盛り込まれています
あらすじ
ハイブラテック社は
ゾンビを生物兵器として利用する実験を
密かに行っていた
高校生ジュリアンは
バイク事故で負傷した友人が
その実験台として誘拐されたことを知る
友人を救うべくジュリアンは
仲間とともに研究所に潜入する
感想
バタリアン要素がほぼない
これは
ただのB級ゾンビ映画です
なぜ12年ぶりに新作を作ったのか謎
「バタリアン」はかなり好きな映画です
後の続編もそれなりに好きです
1作目からとてもクセの強いゾンビ映画で
結構、コメディよりの作品でした
3作目でいきなり
シリアスなラブストーリーに方向転換して
何じゃこれ!?
って戸惑いましたが
それも含めてバタリアンらしいのかな
とかも思えました
しかし、本作は全然バタリアンじゃないです
ただのゾンビ映画でした
しかも、質の低い面白くないB級ゾンビ映画
一応はこれまでの設定を引き継いでいます
軍が開発した化学兵器
みたいなやつ
でも、そんな設定は1作目から
無いようなもんなんですよ
この設定はそんなに重要じゃない
バタリアンの魅力は
個性豊かで絶対に殺せないゾンビたち
そして、そのゾンビたちに見せられる
変でめちゃくちゃな映像
だと思います
本作はそれらの要素が全くないです
映像は最初から最後まで
普通のゾンビ映画です
ゾンビがうようよ蠢いて
ゆっくりと襲ってくる
そんなシーンばかりです
今回はグロいシーンも
ほぼ無かったですしね
2006年でそれは
ちょっと時代遅れにも感じる
本作のゾンビには個性もほぼ無い
ゾンビがみんな
見たことのあるようなフォルムで
やりつくされたゾンビです
喋るゾンビも出てきますが
大して面白い事を言うわけでもないし
1作目のオマージュみたいなシーンも
ありましたけど
なんか上手く生かせていない
改造されたゾンビとかも
なんか既視感があります
バイオハザードっぽい
しかも、ゾンビが弱いんですよ
銃で普通に倒せてるし
すぐに倒れるんです
だから、主人公たちも
普通にゾンビに応戦してるし
全然追い込まれない
何をやっても絶対に死なないのが
バタリアンのゾンビなのに
これがバタリアンの面白い要素
でもあると思うんですけどね
ストーリーもなんか真面目に
やろうとしていて
面白くないんですよね
別に真面目にやってもいいんですが
それならもっと面白い物語じゃないと
意味が無いです
内容はありがちだし
何のひねりも無い
The ゾンビ映画
って感じのシナリオですよね
これはバタリアンの必要があったのか
と思ってしまいます
全然これまでの作品に
影響を受けて作られたように感じれない
本作の監督は
バタリアンを観たことあるのかと
疑ってしまう
どちらかといえば
バタリアンよりバイオハザードの影響を
受けまくってましたからね
バイオハザードみたいなのを
作りたかったんでしょうね
本作はバタリアンの続編ではなく
バイオハザードもどきのB級映画でした
完全にタイトル詐欺ですよ
12年ぶりにこんな続編を作るなら
リメイクとかにしとけばよかったのに
面白いかはわからないですけど
ただ、登場する女の子たちが
みんな可愛かった
というのは唯一の救いでしたね
メガネの女の子とかすごく可愛かった
これのおかげで最後まで観れました
バタリアンというタイトルが無ければ
完全に消えていたであろう本作
内容は出ては消えていく
大量生産のB級ゾンビ映画と
ほぼ変わらないです
別に観る必要性のない映画