どうもきいつです
アクション映画「キングスマン」観ました
マーク・ミラーによるコミック「キングスマン ザ・シークレット・サービス」を原作に作られた
2014年の痛快スパイアクション映画
スパイ組織キングスマンのエージェントたちの活躍と
父親と同じスパイになる道を選んだ青年の姿を描いた作品です
監督は「キック・アス」などのマシュー・ボーンが務め
出演するのはコリン・ファース、タロン・エガートンなどです
あらすじ
ロンドンの高級スーツ点「キングスマン」は
実は秘密のスパイ組織だった
そんなキングスマンのエージェントのハリーは
日々、極秘任務を遂行していた
ある日、組織の1人が何者かに殺されてしまい
その代わりの新人をスカウトすることになる
ハリーはかつて自分の命を守ってくれた恩人の息子エグジーを
キングスマンの候補生に抜擢する
感想
アクションが爽快で最高に楽しい映画
人によっては悪趣味で不謹慎に思うような場面もたくさんあるけど
それがこの映画の良さでもある
B級っぽい雰囲気を醸しながらも
チープにはなっていない絶妙なバランス
新作が公開されるということで
1作目である本作を久しぶりに観てみました
あらためて観てみてもやっぱり面白かった
本作はは好きな人も多いけども
嫌いな人もいるだろうなって映画です
僕はこの映画を最高だと思うタイプ
最後までワクワクしながら観ていました
この映画は基本的に低俗でB級ノリの作品
そこが嫌いな人も多いと思います
人の命なんて本当に軽く扱ってますからね
でも、そういう映画だと思ってみれば
B級なノリはすごく楽しいし
むやみやたらと人が死んでいくのは
むしろ、最高にテンションが上がる要素
そんな低俗な映画だけど
様々な映画のオマージュが散りばめられていて
映画愛をすごく感じれる作品だし
ユーモアに富んでいてバカバカしくもセンスを感じれる作品
好きな人はとことん好きになれると思います
まず、ストーリーの話をすると
かなり王道でシンプルな内容です
すごくわかりやすいストーリー
世界を牛耳ろうとする悪の親玉を
スパイの主人公たちがそれを防ぐために戦う
という、一昔前の007みたいな感じ
てか、明らかに昔のぶっ飛びスパイ映画を意識している内容です
どこか懐かしいあり得ないけど超カッコいいスパイ映画を見せてくれる
それがこの映画の魅力の1つです
そんな昔ながらのシンプルなストーリーの中に
スパイになるためにテストをクリアしていく要素があったり
師匠と弟子の関係性があったり
少年漫画みたいな熱い展開も盛り込まれている
シンプルながらいろんな要素があって
最後まで飽きない作りになってます
設定に関しても王道な設定で
悪い言い方をすればありがちな設定
普通のお店が実は秘密組織のへの入り口になってる
とか、なんかよくありそうですよね
ただ、こういうのも往年のスパイ映画を意識しているからで
これを、ありがちでつまらない設定と取るか
お約束の最高の設定と取るかは
観る人に委ねられると思います
そして、何よりも最高なのが
やっぱりアクションですよね
低俗なB級ノリの映画だけど
アクションはスタイリッシュでめっちゃカッコいい
そこがいい意味でギャップになっています
アクションがちゃんとカッコいいから
チープさが全然感じれないんですよね
アクションも過去のスパイ映画にインスパイアを受けたものが多くて
懐かしくもありワクワクさせられる
最近のリアル路線の泥臭いスパイアクションもいいけど
本作のような変なアイテムを駆使したぶっ飛んだアクションも最高にいい
傘とか最高ですよね
小学生の時にこれを観てたら
晴れの日でも常に傘を持ち歩いてると思う
中二病みたいな強すぎるスパイアイテムを使った
スタイリッシュなアクションは子供心をくすぐります
で、本作のアクションと言えばそれだけでなく
人の命の重さなんて全く考えない
不謹慎な人殺しアクションですよね
特に教会でのハリーの大暴れシーン
ここは1番賛否が分かれそうな場面です
ここって殺される人たちには全く罪がなくて
そんな罪の無い人たちを
気がおかしくなってるとは言え主人公の1人が
皆殺しにしてしまうわけです
これには不快感を感じる人もいるでしょうね
惨殺シーンをエンターテイメントとして見せているわけですから
でも、このシーンはめちゃくちゃハイになるシーンです
個人的には最高のシーンだと思っています
気分が上がる音楽にのせて
ハリーがテンポよくスタイリッシュにた立ち振る舞う
若干グロさがありつつバタバタと人を倒していくんですよ
最高じゃないですか
あと、終盤の頭爆発シーン
これも悪趣味で不謹慎だから嫌いな人がいると思う
でも、このシーンも最高なんですよ
普通に楽しくないですか?
カラフルに頭が爆発するとかイカれてる
グロく肉片が飛び散るよりも
こっちのほうが人の死を茶化してるようで悪趣味です
その悪ノリが最高なんですよね
不謹慎なんてクソ食らえってのが伝わってくる
こういう場面を見て
罪のない人を殺して人の死を茶化すなんて不謹慎で不愉快だ
と怒る人もいるかもしれませんけど
これ映画ですから
本当に人は死んでませんから
そもそも、罪の無い人は死んじゃいけない
でも、悪人は死んでもいい
って考え方は怖いし
ある意味この映画は死に関して平等ですよ
それに、本作は人の命の重さなんて全く描いていない
低俗なB級映画みたいなもので
どんなに人が死のうが
それをエンターテイメントとして楽しませてくれれば大満足です
これで主人公が
人の命は尊くてかけがえのないものだ
とか言い出したら腹立つけど
そんなこと全く言わないですから
低俗な映画だからこそ
こういう不謹慎なものも最高に楽しめるんだと思います
1つ文句を言うなら
終盤にとある人物が裏切るけど
そこが全然盛り上がらない
どうせ裏切るならもっと盛り上げてほしいですよね
そもそも、このキャラ自体がすごく印象が薄い上に
ちょっと最初から胡散臭い雰囲気を感じてしまう
てか、キングスマンという組織自体がなんか胡散臭かったりするし
裏切り展開を盛り上げるためにも
もっと意外性を見せてほしかったです
このキャラがエグジーに優しさとか親心的なものを
見せてるだけでも変わったと思います
ありがちな設定、ストーリーだけど
映画はこういうのでいいんだよと思わされる
不謹慎で悪趣味な表現がたくさんあるけど
映画はこういうのでいいんだよと思わされる
とにかく楽しませることを最優先にした映画だったと思います
こういう映画が最高にテンションを上げてくれる