何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「タイラー・レイク 命の奪還」感想 アクション全振りの映画 最高!!

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どうもきいつです


アクション映画「タイラー・レイク 命の奪還」観ました

誘拐された少年を奪還するべく
敵だらけの街に潜入し
死闘を繰り広げる傭兵の姿を描いたアクション映画
2020年4月よりNetflixで全世界独占配信され
1週間で9000万以上の視聴世帯数を記録した作品

「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズのルッソ兄弟が製作を手掛け
サム・ハーグレイブが初監督を務めています
主演は「マイティー・ソー」シリーズのクリス・ヘムズワース

 

あらすじ
裏社会の傭兵タイラー・レイクは
誘拐された収監中のインドの麻薬王の息子オヴィを
ギャングが支配するバングラディシュのダッカから
救出してほしいと依頼を受ける
タイラーはオヴィの救出に成功するが
街中のギャングから猛追を受け絶体絶命の状況から
街を脱出するため戦いを挑む

 

感想
最初から最後まで素晴らしいアクション
アクションだけの映画と言っても過言ではない
それだけで最高の映画
タイラーと少年の絆の描いた物語も
すごく好きです

 

面白そうな映画だったので観てみました
そして面白かった

とにかくアクション重視の映画です
序盤からアクション満載だし
最後までぶっ通しでアクションを見せてくれる

ひたすらタイラー・レイクが
ボロボロになりながら戦い続ける姿を見せられます

序盤も前置きなんてほとんどなく
早い段階でオヴィが誘拐され
タイラー・レイクが現地に赴きアクションがスタートする

テンポ良く次から次へとアクションが展開していくので
観ていて気持ちいです

所々に箸休め的なシーンもありますけど
サクサクと進んでストレスにもなりませんし

終始、激しいアクションシーンが続くので
アトラクション的な楽しさもありました

 

そして
めっちゃ強いタイラー・レイクが無双するような
ぶっ飛んだアクションではあるものの
アメコミヒーローのような超人ではなく

死にそうになりながらも必死に戦うという
「ジョン・ウィック」のような泥臭いアクションで

それがまた臨場感や緊迫感を生み出して
映画の中に引き込まれていきます


飛び交う銃弾が奇跡的に当たらない
とかではなくて
タイラーが如何に銃弾が当たらないように
立ち振る舞っているかの描写や
窮地に追い込まれても己の技を駆使して
それを脱するようなアクションがあったりと

やり過ぎなアクションの中にもリアリティを感じれるんですよね


序盤の監禁されたオヴィを助けるまでのアクションなんかも
ただ強いヒーローが圧倒的にねじ伏せるだけではなく
なかなかギリギリの戦いを見せてくれる

圧倒はしてるんですが余裕ではないって感じ


武器が無くなれば敵の武器を使ったり
部屋の中にあるものをなんでも駆使して敵を倒す
そんな感じでアクションに工夫も凝らされているので
単調な戦いにもなっていなくて楽しめます

それがあるからスリルがあってハラハラさせられるんですよね


この後も様々な工夫を凝らされたアクションシーンが続くので
最後まで飽きずに楽しめました

 

特にカーアクションからの建物内での戦いの
一連のアクションシーン
これが最高にテンションが上がるしたまらなかった

この一連のアクションはワンカット風の映像で
とにかく臨場感がとてもあるし
もはやアトラクションですね

カメラワークもすごく面白くて
シーンの始まりのカーアクションでは
車の中に視点が移ったり外からの視点に移動したりと
視点が縦横無尽に動き回る

それを走り続けているカーチェイスでやるもんだからめっちゃ楽しいんですよ

これどうやって撮ってるんだろう
って思うようなカメラワーク
たぶんCGとかを駆使してるんでしょうけど


車を降りてからも
敵側に視点が移ったりタイラーに視点が移ったりしますが
決してゴチャゴチャしてるわけではなく
流れるように見せてくれるから意外と映像が見やすかったりもします


ここのワンカット風のシーンは
カメラワークの動きが本当に楽しくて
このシーンを見せてくれただけで大満足だよ!!
と思わされるほどでした

 

終盤のアクションなんかは
死にそうになりながらも戦い続けるタイラーが
めっちゃカッコいいんですよ

ここではスタイリッシュさより泥臭さばかりで
完全に負けムードが漂いまくってるんですが
そんな中で限界を超えても戦い続ける姿は
本当にカッコいい

アメコミヒーローみたいにカッコよくキメて
敵をぶっ倒すのも好きですけども
こんな無様でボロボロになりながら
ひたすら敵に戦いを挑んでいく男の姿も
最高に好きです


最初から最後まで
ジェットコースターのようにスピード感のあるアクションの連続で
最高に楽しめました

 

とは言え、アクションに全振りな映画でもあるので
ストーリーはかなり薄いです

かなりありがちなアクション映画のストーリー
でもあるので新鮮味もさほどない

誘拐された少年を助ける
ってだけの話ですから

それ以上でもそれ以下でもない

全然ひねりもないし想像通りの展開の連続で
ストーリーだけを見てみると
全然面白みのない映画だと思う

良く言えばシンプルでわかりやすいストーリー
この映画に関してはそれくらいでちょうどいいのかも

 

人間ドラマに関しては
これもやっぱりかなり薄い

まず、人物描写が薄すぎて
どのキャラにもあまり感情移入できません

タイラーの行動原理もいまいち伝わらない
彼をそこまで動かす原動力は何なのか?
って状態で最後まで突っ走ります


タイラーの仲間たちも薄すぎて

仲間の女の人とかもめっちゃ手助けしてくれるけど
どういう気持ちなの?って感じ
タイラーのことが好きなのか?
そのへんがマジで謎


敵組織も印象薄いですよね
あまり脅威も感じれませんでしたし

ただタイラーに殺されるためだけに用意された敵
って感じです

敵のボスも存在感が無さすぎるし

 

ただ、そんな薄いながらも
タイラーとオヴィの逃走する中で生まれてくる絆を
主軸に物語を進めていくから

意外と全然ストーリーがつまらないとはならなかったです

死と隣り合わせのギリギリの状況を2人で切り抜けていく
という状況だけで
2人の絆の深まる要因としては自然と納得できる

ひたすらギリギリのアクションシーンを見せ続けることで
人間ドラマを深く描いていなくても
2人の間に絆が生まれていくのは伝わってきます


すごく薄い内容のはずなのに
ラスト付近には感動させられましたよ

切なくも希望を感じれるラストだし

こういうのは個人的に大好きです

 

完全にアクションだけの映画
そのアクションが素晴らしいから
ストーリーや人間ドラマが薄くても
とても面白い映画でした

内容が薄すぎる上に人を殺しまくりなので
低俗な映画かもしれないですけど

僕はこういうのが大好き
最高に楽しめて
最高にテンションが上がりました

 


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