どうもきいつです
日本のホラー映画「来る」観ました
てか、ホラーではない
「告白」「渇き。」などの中島哲也が監督を務めた作品です
原作は「ぼぎわんが、来る」というホラー小説
出演キャストも豪華で
結構、大々的に宣伝もされていましたね
あらすじ
幸せな生活を送る田原秀樹とその家族
この家族の周囲で不可解な出来事が次々と起こる
不安になった秀樹は知人から
強い霊感を持つ真琴を紹介してもらう
しかし、田原家に憑いている何かは
想像をはるかに超えた強大なものだった
感想
とにかく、最高でした
超面白かった
観終わった後も興奮が冷めない
ハイテンションホラーエンターテイメントですよ
この映画、賛否両論っぽい
しかも、好き嫌いが極端に割れてるみたいです
個人的には最高だったんですが
で、この映画が面白くなかったという人は
大体の人はホラー映画を求めてたと思う
恐怖を欲して観ていたのではないでしょうか
まず、これをホラー映画として観てはダメですよ
ホラーじゃないですから
ホラーじゃないは言い過ぎかもしれませんが
でも、普通のホラーじゃないです
正直言うと怖くない
恐怖は無いです
しかし、本作はホラー映画の不気味さ、不穏さ、恐怖
これを味わう映画ではなく
テンションをブチ上げるための映画ですよ
普通のホラーはジメジメした様な
ほの暗い無彩色のイメージだとしたら
この映画は、原色だらけのカラフルなイメージ
とにかく、エネルギッシュな作品です
すごい映画
その一言ですね
心霊的な演出も
静けさの中にじわじわ迫ってくるわけではなく
すごい勢いでガンガン攻めてくる
めちゃくちゃ殺す
情緒もクソも無いです
もう、めっちゃ来る
オバケもハイテンションです
終盤のお祓いシーンも
ホラー史上最大の規模じゃないでしょうか
あれだけいろんなものが入り混じって
ミクスチャー祈祷ですよ
このシーンが観れただけで
大満足です
そして、登場人物たち
マジでクズばっかりです
人間の汚い部分、弱い部分、ドロドロした所を
これでもかとぶつけられます
心霊的な怖さは無いですが
人間の怖さ
というか気持ち悪さみたいなものは
とてもあります
登場人物にクズが多すぎて感情移入なんかできないですよ
でも、する必要もない
そもそも、感情移入しづらい作りになっています
登場人物が次々に死んで
明確に誰が主人公かもわからない
そして、登場人物たちのキャラがすごく立っています
みんな個性豊かで
役者さんたちの演技も相まって
インパクトがすごい
出演キャスト全員が素晴らしかったと思います
で、その登場人物たちがほぼ死ぬ
最高ですね
映像や音楽もとにかくテンションが上がりますね
これも全然ホラー的ではないです
画面の色合いは鮮やかですし
とてもテンポよく切り替わる
血しぶきの勢いなんかもすごいです
基本派手な演出が多い
お祓いシーンはかなりお金かけてると思いますよ
めちゃくちゃ壮大ですし
音楽はリズムを刻んでいるようで
不穏さのかけらも無いです
そして、社会風刺的なものも描かれています
これは、予想ですが
原作ではもっと真面目に描いていたんじゃないでしょうか
でも、映画ではかなりエンターテイメントに特化した
描き方をしてると思うんです
だから、逆にこれが説教臭くなくて
普通にエンターテイメントとして楽しめます
重い気持ちにならない
クズが死んでも
素直に気分がハイになる
もしかしたら、そこが好きになれない人もいるでしょうね
趣味悪いですから
僕はこういうの好きなんでハイになってました
個人的に1番インパクトに残ったのは
最後のオムライスの国
あれを見た瞬間
脳みそがぶっ飛びました
全てをあれが持っていきましたよ
今までのは何だったのか
確かに人を選ぶ映画でしたが
最高の映画です
あまり考え過ぎず
バカになって観てほしいですね
この映画を肌で感じてほしい
そしたら、気分もハイテンションです
とにかく凄まじい映画でした