つい先日まで放送されていた
テレビアニメ「SSSS.GRIDMAN」観ました
10月から12月にかけて全12回放送されていました
本作は、1993年に放送された
円谷プロの特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」を
基とした完全新作アニメーションです
あらすじ
ある日、目覚めた裕太は記憶喪失になっていた
自分が何者かも思い出せず混乱する彼だが
そこへ、彼を呼ぶ声が響き
導かれるまま声の方へ進んで行くと
そこには古いパソコンがあり、画面が輝き声の主が現れる
それは、ハイパーワールドから使命を帯びやってきた
ハイパーエージェント、グリッドマンだった
感想
思った以上に面白かった
特撮的な雰囲気を残しつつ
アニメとしても完成されていた
そして、グリッドマンがカッコいい
僕は、オリジナルの「電光超人グリッドマン」が
めちゃくちゃ好きでした
全部観てました
でも、観てたのが5,6歳の頃だったので
ほぼ内容は覚えてないんですよ
あんなに好きだったのに…
それでも
長い月日を経て
長い月日を経て
グリッドマンがアニメとして生まれ変わると知り
楽しみにしてました
そして、観てみると
思ってた雰囲気とは少し違ったものの
結構楽しんで観れました
キャラクターデザインは
今風のアニメって感じの画風で
最初はちょっと抵抗があったんですよね
でも、グリッドマンのデザインがとてもカッコよかった
さらに、怪獣との戦闘が超カッコいい
これで一気に引き込まれ
いつの間にかめっちゃ楽しみながら観てました
気になっていた今風アニメの絵も
慣れてしまえば別に気にならなくなっていました
とにかく、戦闘シーンが特撮っぽくて
とても良かったです
動きの重量感もよく表現しているので
巨大さを感じれます
でも、アニメだからこその
軽々とした激しい動きなんかもあったりして
メリハリをつけて見せてくれるので
飽きずに楽しめました
それと、特撮だけではなく
ロボットアニメ的な要素が入っていたのも
テンション上がりましたね
グリッドマンの合体シーンは
子供心をくすぐられます
こういうの好きなんでワクワクしながら観てました
ストーリーはと言うと
これも、なかなか良かったです
謎が謎を呼ぶようなミステリーな展開
次が気になるようなストーリーなので
飽きずに最後まで観れました
結末は
独特な終わり方ではあるんですが
分かりやすく全てが解決するような終わり方なので
すっきりしますね
全部観終えて思ったのは
数あるグリッドマンの戦いの中の
エピソードの1つが
このアニメだったのかな
この作品のテーマも
個人的には好きでしたね
物語は、響裕太とグリッドマンを
主人公として進めていますが
本当の主人公は
敵である新条アカネですよね
彼女の苦悩と成長を描いた物語です
逆にアカネ以外のキャラは
そんなに成長しない
特に裕太はそういう描写はほぼ無いと思う
みんなアカネを成長させるための
存在です
世界観の設定もそういう設定ですしね
偽物の世界、作り物の世界の重要性
ってのを描いていて
生きるには作り物の物語が必要なんですよ
残酷な現実を乗り越えるための
作り物の物語です
これがあるから現実の世界を戦っていける
最終回の最後のシーンは
そういう事を表しているんじゃないのか
と感じました
彼女の本当の物語はここから始まる
みたいな感じですかね
そして、最後まで観た後に
OP主題歌を聴くと
この歌がこの作品そのものだと気づく
この主題歌もなかなか好きです
演出的な部分では
会話シーンがとても好きでした
会話がすごく自然に感じる
話し方や会話の間が絶妙にリアルです
セリフを話しているというより
キャラ同士が喋っているように見えました
特に日常の会話は
普通に高校生が喋ってるみたいです
しかし、乗り切れなかった部分も
このアニメにはありましたね
それが、オマージュです
このアニメ、いろんな作品のオマージュが
たくさん入れ込まれてるみたいです
正直、あんまり分からなかったですね
後から、ネットで見てみると
分かるのもあったりしますが
ちょっと、そこに力入れ過ぎなんじゃないかな
とも思いました
あんまり入れ過ぎると
オリジナリティーも薄れそうですしね
それと、緊張感が無さ過ぎる
ってのも、ちょっと気になりました
日常シーンではゆるい感じで会話していても
違和感はないですが
怪獣が現れて暴れている状況でも
結構ゆるい感じで喋ってるんですよね
そこが、めちゃくちゃ違和感があって
物語に入り込めなかったです
全体的にとてもクオリティの高い
アニメだったと思います
戦闘シーンは大迫力で楽しめる
テーマ性のしっかりしていて
なかなか見応えのあるアニメでした
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