何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「クリード チャンプを継ぐ男」感想 何回泣かす気ですか? 伝説の作品を継いだ作品


どうもきいつです




ロッキーシリーズのスピンオフ作品
「クリード チャンプを継ぐ男」観ました

 

「ロッキー・ザ・ファイナル」から9年ぶりの続編
ロッキーのライバルであり親友のアポロ・クリードの
息子アドニスを主役にしたスピンオフ作品です





あらすじ
アドニスはボクシング世界ヘビー級王者アポロ・クリードと
愛人の間に生まれた子だった
母親を亡くし、施設で暮らしていた彼だが
アポロの正妻メアリー・アンに引き取られ
不自由のない生活を送っていた
いつしか父親の影を追い
ボクサーを夢見るようになったアドニスは
フィラデルフィアに向かいロッキー・バルボアに
師事を請おうとする



感想
これ観て泣かないヤツいるの?
それくらい感動しました
今までのロッキーシリーズの
意思を受け継ぎつつも
新たなステージへ上った
素晴らしい作品



ホントに素晴らしい作品でした
ドラマも
ボクシング描写も
キャラクターも
音楽も
全てが良い

なおかつロッキーシリーズへの
リスペクトも感じるし
意思もちゃんと受け継いでる

ただの続編、オマージュを
超えた作品になっていると思います



まず、本作の主役
アドニス・クリード

彼が主人公で良かった
と思えるくらい
素晴らしいキャラクターだったと思います

何が良かったって
めちゃくちゃ好感が持てるんです
なんかすごくいいやつ感があります

ボクサーを目指しているような人間ですが
すごく真面目だし
めっちゃ優しい
だからこそ1人で抱え込んでいる
悩みもあるし
そして愛嬌がある

なんかロッキーに通じるような
人物像です

だから
ロッキーシリーズから
クリードへと
引き継がれた物語を
安心して観ることができる

アドニスにならこの新たなシリーズの
主役を任せれると思えます



本作にも登場するロッキーも
懐かしくも切ない
何とも言えない存在感でした

完全におじいちゃんに
なってしまったロッキー
身体の老いも目に見てわかるほど

中身はロッキーで安心する
でも、時折見せる心の弱さ

やっぱりこれも老いなのかな
なんて思いながら観てしまいます


アドニスとロッキーの関係性やドラマ
これがなかなか温かくて
感動もするんですよね

病気になったロッキーに対する
アドニスの励ましなんか
熱いし泣けますよ



アドニス個人のドラマも
ホントに熱いです

自分は何者なのか
自分の存在価値を証明するために
戦う姿はカッコいいし
心を打たれる

こういうのもロッキーに
通じるものがありますよね



さらに本作は
ボクシングの描写が
素晴らしく進化していたと
思いました

なんかすごくリアルで
臨場感があるんですよ
迫力もすごいです

特にアドニスの1回目の試合
これはヤバかったです
1カット長回しでの
ボクシングの試合

これが臨場感がハンパないですし
まるでアドニスになったかのようです


ラストの試合のシーンも
迫力がすごかったですね

今までのロッキーシリーズより
ボクシング映画って感じで見れました
リアル感もあるし
ボクシングの駆け引きも
表現されていますし

スポーツ映画としても
クオリティが高くなっていると
感じました


そして、音楽の使い方がずるい
あんなん泣くよ
素晴らしいタイミングで
ロッキーのテーマが流れる



お約束のトレーニングシーンも
ちゃんとあったし良かったです

病院内でのトレーニングとか
街のウィリーしまくりバイクたちと
一緒にランニングとか
ちょっと変なトレーニングですけど



とにかく素晴らしい作品でした
泣けるシーン5、6回あります
アポロの血を受け継ぎ
ロッキーの意思を受け継ぐ
2人のチャンプを受け継ぐ
男の物語
熱すぎる





クリード チャンプを継ぐ男 [Blu-ray]