何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「プラダを着た悪魔」感想 いろいろ好きな要素が多かった てか全部好き


どうもきいつです



コメディ映画「プラダを着た悪魔」観ました

 

働く女性を主役に描いた
2006年のコメディ作品です
ローレン・ワイズバーガーの
同名小説の映画化で
テレビシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」などのデビット・フランケルが監督を務める





あらすじ
ジャーナリスト志望のアンドレアは
ニューヨークのファッション誌編集部で
カリスマ編集長ミランダのアシスタント
として働くことになる
誰もが憧れる夢のような仕事だが
それはミランダの理不尽な要求に
振り回される過酷なものだった



感想
ストーリー、登場人物、演出
音楽、笑い、テーマ
全部が好き
とても面白かった



かなり有名な映画ですが
今まで観たことがありませんでした

女性向け映画なのかな
と、ちょっと敬遠していました

観てみると
めっちゃ面白かった



最初のシーンから
完全に引き込まれました

KTタンストールの「Suddenly I See」に
乗せてのシーンが最高ですね
音楽をバックに
身支度を整えて会社に向かう

この映像と音楽だけで
これは好きな映画だ
ってなりました


音楽が全体的にすごく好きでした
サントラ欲しくなりましたよ



全体的にテンポもいいし
最後まであっという間に
終わる感じでもありました

無駄なシーンなんか
無かったんじゃないですかね


アンドレアがオシャレに
目覚めてからのシーンとか
すごく好きです

街中を歩きながら
物陰に姿が消えるたびに
服装が変わっていく演出

映像に音楽が相まって
すごく楽しいシーンになってる

それに、アンドレアがオシャレを楽しんで
成長していく姿を表せてるし
同時に時間経過も
表現できてると思います

そんなに長いシーンでもないのに
いろんな情報が詰め込まれている
でも、それが全部
すっと入ってくるんですよね

こういう感じの
さり気ない映像やシチュエーションで
表現するシーンが多かったです

だから、テンポも良いんだと思うし
楽しくも感じました



仕事というテーマもわかりやすくて
そして、勉強にもなりました

このテーマの見せ方も
説教臭くなくて
すっと心に入ってきます


アンドレアとエミリーを
対比して見せることで
仕事って何なのか
という事を表現しています

エミリーは仕事を上手くこなす人
として描かれていて
あたえられた仕事は綺麗に
こなすタイプです

対してアンドレアは
最初はあまり仕事に乗り気でなく
でも、無理難題を押し付けられ成長し
最終的には
ただ仕事をこなすだけではなく
何のためにその仕事をするのかを考え
先を見据えた行動をするようになり
ミランダから認められます

この2人を対照的に描いて
本当に仕事ができる人間って
どういう人間なのか
という事を伝えているんだと思います


そして、この仕事観が
最後には人生観にも繋がってきて

自分が本当は何をしたいのか
どこをを目指しているのか
それを見つめていく話へなっていきます

最後のアンドレアとミランダとの
車中でのやりとりで
アンドレアが
答えを見つけたシーンは
なんか感動的でした



登場人物たちも
すごく良かったです

みんな個性的でキャラが立っていて
この濃いキャラたちのやり取りが
面白くて笑える


主演のアンドレア役のアン・ハサウェイは
すごく可愛いですね

それに、様々な衣装の着こなしが
素晴らしかったです
彼女のファッションショーのような
映画でもありましたね


ミランダ役のメリル・ストリープは
完璧だったんじゃないですかね

ミランダって冷静に考えれば
かなりのパワハラババアですよ
問題になるレベルです

それをメリル・ストリープが
演じることで
めちゃくちゃ言っている人だけど
ただの嫌な人間じゃなく
中に一本芯の通った人
と思わせる説得力があったと思います

彼女が演じていなければ
成立してなかったんじゃないのか
と思わせる程です



全部が良かった映画でした
楽しいし面白い
ハッピーな映画でしたね

それだけじゃなく
仕事との向き合い方を
考え直さなきゃな
と思わせられる映画でもありました





プラダを着た悪魔 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]