何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「響-HIBIKI-」感想 これは平手友梨奈に惚れる

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どうもきいつです


欅坂46の平手友梨奈主演映画「響-HIBIKI-」観ました

マンガ大賞2017で大賞に輝いた
柳本光晴による漫画作品
「響~小説家になる方法~」を
欅坂46の平手友梨奈を主演に
実写映画化した2018年の作品

文芸の世界を舞台に15歳の
天才女子高生小説家を主人公に
描いた物語です

「君の膵臓を食べたい」「となりの怪物くん」
などの月川翔が監督を務めています

 

あらすじ
突如として文芸界に現れた
鮎喰響という15歳の少女
彼女から作品を送られた出版社の
花井ふみは彼女の作品を
世に出そうと奔走する
やがて響の作品や言動が
文芸界に大きなうねりを起こしていく

 

感想
アイドル映画として
平手友梨奈のプロモーションが
完璧だと思う
それほど平手友梨奈の魅力が
溢れ出ている作品
映画としても好きな作品

 

僕は原作未読で
欅坂46の曲は好きですが
平手友梨奈にはあまり興味が無く
この映画は完全にスルーしてました

そんな感じで今になって
観てみたんですが

これがまたすごく変な映画

面白いのかどうかわからん
なんかバランスもおかしい気がするし
良い映画なのかどうかもわかりません

ただ個人的には好きな映画
とても楽しめました

 

この映画って観る人によって
評価が分かれそうですよね


正直、ストーリーは良くある
天才のサクセスストーリーで
やりつくされた感があるような話だし

物語に抑揚が大してない
ヤマが無いしオチも弱い気がする

登場人物の扱い方も
あまりうまくない
小栗旬の役とか必要性あったのか?

天才の主人公が
とにかくすごくて無双する
スゲー主人公の活躍を描いた映画です

チートキャラが無双する
ラノベみたいな話


普通に観ると
面白くなさそうな内容なんですけど
僕はなんか面白かったんですよね


この映画って一見
とても真面目な人間ドラマのように
思うんですけど
全然そうじゃないと思うんですよ

僕はこれをギャグ映画だと思って
観ていました


てか、この映画を真面目に観てしまうと

全てが響の才能という言葉で片付けられ
丸く収まってしまうのが
ただのご都合主義で納得できないと思うし

響の暴力的な姿が不快に
思ってしまうかもしれない

そもそもストーリーや設定自体が
無理やり過ぎるし
なんかよくわからないと思うんです

コミカルな描写も
なんかスベってる感じです

 

でも、この映画をギャグ映画として観ると

それらが全部ボケになる

この映画自体がコントみたいな
話なんですよ

何考えてるかわからない天才が
気に入らない人間に暴力を振るい
天才だから許される
って設定のコント

特に響の暴力シーンは笑えますよ
初対面の人間の小指を
いきなり折るんですから

顔面に蹴り入れたり
パイプ椅子でどつきまわしたり

この響の暴力は
基本的に笑い所だと思います

他にも変なシーンや響の奇行は
笑うところだと思う

最後のギリギリで電車が止まる場面も
ありえないし都合が良すぎるけど
そういうボケです

 

そして、スベっていたと思ていた
コミカルな描写が
実は笑わすためのもの
じゃなかった事に気づく

あれは平手友梨奈を可愛く見せる
ためのものです

砂浜で砂に埋もれたまま本を読んでたり
新人賞をとった時に変なコスプレで
現れたり

これは可愛さを見せるためのシーン
そして、実際に可愛いですし


真面目に観たら
駄作にも思えそうなんですけど
見方を変えると
すごく魅力を感じる映画です

 

それもこれも
響を演じる平手友梨奈が魅力的だから
成り立ってるとも言えます

響というキャラに平手友梨奈が
完全にハマってると思う

てか、彼女以外に演じる事ができるのか
と思うほど唯一無二だと思いました

そもそも、平手友梨奈という存在自体が
響のような雰囲気を醸し出していますし
上手くフィットしたんでしょうね

これが、映画としての原動力にもなってるし
平手友梨奈の魅力を伝えるのにも
成功してると思います


響の天才が故の奇人さ変人さも
とてもリアルに感じるし
ヤバい奴だなっていうのが伝わってくる

それに、ただヤバい奴に見えるだけでなく
ちゃんと信念を持った
一本筋の通っている人間
というのも雰囲気から感じ取れます

これは演技が上手いとかどうとかではなく
空気感ですよね
雰囲気だけでどういう人間かが伝わってきます

だから、ありえない設定のキャラだけど
生きている人間のように
リアルなものを感じれるんです


そして、1番評価したいのは
平手友梨奈がめちゃめちゃ可愛い
というところです

響がただの天才でカッコいい存在
で終わっていなくて
可愛さもすごく出してくるんですよ

いつもは仏頂面で可愛げのない感じですが
友達とのやり取りでは
女子高生らしさを見せたり
部屋に動物のぬいぐるみがたくさんあったり
ギャップの可愛さを見せてくる

それの最高潮が動物園の場面です
友達と楽しく過ごしながら
動物とも戯れる
最高ですよ

これは僕の持論ですが
アイドルと動物が戯れる姿は
宇宙一かわいい


他にも
好きな作家がいたら
握手を求めに行く姿とか
すごく可愛くないですか?
あれめちゃめちゃ可愛いですよね
あのシーンだけずっと見てたいですもん

殴った相手に素直に謝ったりもするし
担当のふみや友達のリカたちは信頼して
心を開いていたりしますし

響がヤバいサイコパスな女ではなくて
笑う時は笑うとても可愛い女の子としても
描かれてるから
好感的なキャラクターに
なってるんですよね

これが平手友梨奈の魅力にも繋がってるし
この映画での響というキャラとしても
すごく魅力的に映る


もう平手友梨奈が好きになりました

彼女のプロモーションとしても
完璧な映画だったと思います


あと、リカ役のアヤカ・ウィルソンも
とても可愛かった
「パコと魔法の絵本」に出てた
女の子だったんですね

響とリカがビンタし合うシーンは
この映画の中でも1番好きかもしれない
真面目な場面なのになんか面白い

 

普通の真面目な映画として観ると
微妙な映画かもしれないですけど
アイドル映画、ギャグ映画
として観たらすごく面白いと思う

平手友梨奈というアイドル
響というキャラクターが
とても好きになる映画でした
そして、この映画の事も好きになる

 


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