どうもきいつです
サスペンス映画「氷の微笑」観ました
アイスピックによる元ロックスターの惨殺事件を
追う刑事と容疑者の美人小説家との
駆け引きを描いた1992年のサスペンス作品
監督は「トータル・リコール」などの
ポール・バーホーベンが務め
出演するのはマイケル・ダグラス、シャロン・ストーンなどです
あらすじ
ある日、元ロックスターが自宅の寝室で
殺害されている姿で発見された
彼は全身アイスピックで刺されていた
捜査線上に浮かび上がったのは女性作家
刑事のニックは事件の捜査の中で
次第に容疑者の妖しい魅力の虜になっていく
感想
シャロン・ストーンのエロさがヤバい
これに騙される男の気持ちがわかります
スリルのあるシーンも多く
最後まで引き込まれる魅力のある作品でした
有名なのでタイトルは知っている作品でしたが
今まで観たことがなかったので今さら観てみました
内容に関しても
なんとなくサスペンスなのかな
くらいの知識でほぼストーリーも知らなかったので
昔の映画ですが新鮮な気持ちで観れた
そして、個人的にはとても好きな映画でした
とても変な映画だとは思いますが
それがすごく魅力的で最後まで引き込まれていた
ストーリーはかなりシンプルなサスペンス
だと思います
殺人事件が起きてその真相を解き明かすべく
刑事と容疑者との駆け引きが描かれる
一体誰が犯人なのか?
という部分で最後まで引っ張るタイプの
よくあるサスペンス映画
ただ、この作品は基礎部分は
シンプルなサスペンスなんですが
その中身がちょっと異質な感じがします
よく考えるとこの映画は
誰が犯人なんてどうでもいい映画
とも思えます
実際にこの映画のラストは
明確なオチは用意されていない
かなりモヤモヤする終わりかただと思います
人によったらこんな終わりかた
納得できないですよね
やたら謎で引っ張ってきたのに
最終的に謎のままなわけですし
今までのはなんだったんだ
って気持ちにもなると思います
でも、僕はその感じがなんか好きなんですよね
サスペンスやミステリーのように話を進めながらも
その中で描かれているのは
女の魅力にやられ欲望に負ける男と
それを手玉にとって手のひらで転がす女の姿
このちょっと滑稽だけど
人間の本質に迫ったような描写が
とても面白いし興味深い
女って怖い…
と思いながらも
男ってバカだなぁ
とも思える
そして、自分がこの立場ならどうなるだろう?
とかも考えてみたり
観てるこちら側も
なんかこの映画に振り回されてるような
気持ちにもなってくるんですよね
この事件の犯人は誰なのか?
こいつが怪しい
こいつも怪しい
やっぱりこいつは無実なんじゃないか?
そもそもこの刑事ヤバいやつかも?
とか、いろんなことに思いをめぐらせ
最終的になにがなんだか
わからなくなってくる
そして、ラストには
犯人なんてどうでもいいじゃん
って切り捨てられる
ちょっとそれはないでしょ!?
と思いつつも
なんだかこのラストも嫌いになれない
むしろ、このラストがなかなか心地よくもある
とんだドS映画ですよ
焦らして焦らして
最後には放置なんですから
でも、その魅力に
やられてしまっている自分もいる…
とにかく独特なんですよ
よくわからないけど好きになってしまう
変な魅力のある作風でした
演出面に関しては
飽きさせないような工夫がされている
だからこそこの映画に
引き込まれるのかもしれないです
ただダラダラと謎だけで引っ張ってるわけではなく
所々にスリルのあるシーンや派手なシーンが
散りばめられているんですよ
殺されるんじゃないか!?
とハラハラさせられたり
ちょっと激しいカーチェイスがあったりして
ハッとさせられたり
メリハリのある演出で
最後まで気持ちを捕まれたままで
飽きないような作りになってる
人が死ぬシーンなんて
かなり衝撃的な殺され方をしたりしてますし
ショッキングさでも心を捕まれました
で、特に印象に残ったのはラストのシーンです
あれはなかなか変なシーン
ちょっとギャグっぽくも見えるけど
スリルがあって面白いシーンになってます
不穏な音楽で煽って煽って
殺すのか…?殺すのか…?
キスするだけー
ってのを2、3回繰り返す
すごくアホっぽいし
ギャグみたいなシーンなんですけど
たぶん1回だけそれをしたら
なんじゃそれ
しょうもないな
で終わってしまうと思うんです
でも、それをくどくするから
逆にスリルも生まれてるし
そもそもちょっと変な映画の本作のラストとしては
この変なシーンがハマってる気もする
個人的にはこのシーンがすごく好き
笑ってしまいそうになりつつも
魅力も感じていました
そして、何よりも
この映画の1番の魅力は
キャサリンを演じるシャロン・ストーン
ではないでしょうか
この人がいたからこそ
この作品が成り立ってるようにも思えます
それだけシャロン・ストーンが魅力的な映画
とにかくエロいし妖艶なんです
それだけで男は虜になってしまう
このシャロン・ストーンの
エロい存在感があるからこそ
この映画に説得力も生まれています
主人公のニックは刑事で
容疑者のキャサリンを疑いながらも
いつの間にか彼女の虜になってしまう
普通に考えてニックバカすぎるだろ
とも思えますが
それでも仕方ないよな
と思わせられるほどキャサリンが魅力的
全然納得できるんです
ただエロいだけではなくて
なぜか惹き付けられる魔力みたいなものがある
実際に裸のシーンとかは
そこまでエロくなくて
むしろ、普段の会話シーンとかのほうが
ちょっとエロくて
ミステリアスな雰囲気に飲み込まれそうに
なるんですよ
あの、足を組みかえるシーンなんて
一生忘れないと思います
ノーパンですからね
終盤のニックは本当にバカ丸出しですよ
完全にキャサリンの思う壺というか
やることなすこと全部が転がされてるようにしか
見えないですもんね
そこが滑稽でバカバカしくもあるんですが
その気持ちがわからんでもない
それほどキャサリンの魅力を表現できてたし
シャロン・ストーンだからこそ
あの魅力を引き出せていたのかもしれません
ちょっと変な映画ではありましたが
なかなか面白くて楽しめた
シャロン・ストーンの魅力が
この映画自体の魅力にもなっていて
とても引き込まれる作品だと思います
個人的にはすごく好きな映画
続編もあるみたいですが
どんな内容なのか気になります