何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

夏だから怖い映画を紹介したい

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どうもきいつです


夏真っ盛りですね

お盆にもなりましたし
僕が観た中で怖かった映画を紹介したいと思います

普段は感想ばっかりでこういうのは
書いていなかったんですが
なんか思いついたので書いてみようと思います


でも、ただ普通にホラー映画を紹介しても
面白くないので
ホラーじゃないけど怖い映画に限定して
紹介してみようと思います

あくまで僕が怖いと思った映画なので
あんまり怖くないかも…

それでは紹介します

 


「エクス・マキナ」

2015年イギリスのSF映画です

プログラマとして働く主人公ケイレブが
社長ネイサンの自宅に招き入れられ
AIロボットの実証実験を行う
というストーリーです


序盤ではAIロボと人間とのラブストーリーに
発展していくのかと思いきや
全然違った展開になっていく

作品全体の雰囲気も独特で
少し不気味にも感じます

この作品に登場するAIロボのエヴァ
気味が悪いロボットのはずなのに
すごく可愛いです
そしてなんか色気もある

これに惚れてしまう主人公の気持ちが
すごくわかります


この映画はSF映画でよくある
AIって怖いよね
って映画なんですが

最終的にはAI怖いよりも
女怖いって気持ちになると思います

男の馬鹿さを思い知らされる作品です

 

「トゥルーマン・ショー」

1998年アメリカのコメディー映画です

離島で暮らすトゥルーマンは平凡なアメリカ市民
しかし、実は彼の人生は
隠しカメラによってTV番組として世界中に
放映されていた
というストーリーです


コメディー映画ではあるんですが
実は怖い内容の作品だと思います

トゥルーマン以外の人間は
みんな演技をしているという世界が
ものすごく不気味に思えます

普通にコメディーとして笑えるシーンでさえ
すごく不気味で怖くなる

トゥルーマン以外の人間が
まるでロボットのように見えてきて
すごく気持ち悪い

そして、そのTV番組を楽しんで見ている
外側の人間たちにも狂気を感じるんですよ
人権なんて全く無視ですから

でも、それが他人事ではなく
自分たちに向けられたメッセージでもある
そこに考えさせられるものもあります


哲学的ゾンビの要素もある作品でした

 

「ナイトクローラー」

2014年アメリカのクライム映画です

人脈も学歴もなく仕事にありつけないルイスが
パパラッチとして成功するために
過激な映像を求めて奔走する
というストーリーです


この映画は
とにかく主人公のルイスがヤバすぎる
こういう人間がサイコパスです

そして、この映画はサイコパスの
サクセスストーリーです
サイコパスもある種の才能だな
と思わされる

ルイスのやることなすことに
人間の心が感じられず
それがめっちゃ怖い


ルイスを演じるジェイク・ギレンホールも
素晴らしい演技ですよね
ヤバい奴まる出しの演技をしています

あのギンギンの目が
マジで怖いです


サイコパスの才能が開花していく姿は
なかなか面白いと思います

 

「キャプテン・フィリップス」

2013年アメリカの伝記映画です

ケニアに向かって航海していたコンテナ船
マークス・アラバマ号は
ソマリア海域で海賊に襲われてしまう
船長リチャード・フィリップスは
20人の乗組員と引き換えに自ら拘束され
人質に取られる
というストーリーです


この映画の怖さは海賊です

海賊と言っても
ワンピースやパイレーツオブカリビアンなんかの
ファンタジーではなくガチのやつ

この海賊たちの演技がすごくリアルで
それがめっちゃ怖いんですよね

海賊の年齢も子供みたいな歳で
だからこその
無知で無鉄砲な勢いの怖さというか…

なんか昔ヤンキーにからまれた時の事を
思い出してしまいますね


しかもこれ実話ですから

実際にこれくらいの年齢の少年が
海賊として船を襲っているという怖さもある


とにかくリアルな怖さのある映画でした

 

「デトロイト」

2017年アメリカの史実映画

1967年の夏、アメリカ、ミシガン州デトロイトで
大規模な暴動が発生し街が混乱状態となる
そんな中、警察、陸軍州兵たちが
ピストルの捜査のためモーテルの宿泊客に
操作手順を無視した尋問を開始する
というストーーリーです


実際に起きたデトロイト暴動を描いた作品
その中でも白人警官による黒人への
不当な尋問…と言うより
もはや拷問をひたすら見せつけられるんですよね

しかも、その尋問シーンは
40分以上はあったと思います

とにかく生々しい恐怖を体感させられる
映像や演技のリアルさも相まって
それは地獄のような時間です

そして、その後の裁判の場面では
この世の理不尽さを思い知らされて
絶望的なやるえなさを感じさせられます


アメリカの社会問題を描いた作品で
ただ怖いだけでなく
いろいろ考えさせられる内容の作品にもなっています

この問題は過去の出来事ではなく
今現在にも続いている問題です

 

「オープン・ウォーター」

2003年アメリカのサメ?映画です

ダイビングを楽しんでいた夫婦が
海面に上がると、そこには船が無く
2人は置き去りにされていた
しかも、そこに無数のサメが現れる
というストーリーです


サメ映画と言いましたが
いわゆるB級サメ映画とは全然違います

実話を基にした海で遭難した2人を
描いた映画です

だから、この作品はサメの怖さではなく
海の怖さを描いています


これを観たら海に行くのが怖くなる

海の嫌なところ、怖いところが
存分に盛り込まれています

足をつってしまうとか、クラゲに刺されるとか
謎の魚が体をつついてくるとか
地味なんですけど
あんな広大な海の真ん中では
そんな地味な事でさえ恐怖に繋がってきます

海の真ん中でたった2人という絶望感たるや…

海の広さの恐怖
海の深さの恐怖
予測できない自然の恐怖

そんな恐怖が存分に味わえる作品だと思います

 

「ファニーゲーム」

1997年オーストリアのスリラー映画

バカンスのために
湖のほとりの別荘へやってきた一家
そんな彼らの前に見知らぬ若者たちが訪れ
その若者2人は一家皆殺しを宣言する
というストーリーです


言わずと知れたヤバい映画

ひたすら理不尽な暴力の恐怖を
見せ続けられる作品です

全然面白くない映画ですよ
胸くそ悪さと恐怖だけを植え付けられる…

映画の観客が望んでいる展開の
逆へ逆へと進んでいくストーリー
理由も目的も無くただただ行われる暴力

この映画を観るのは
正直、めっちゃしんどいと思う
この映画に救いなんてないです


でも、だからこそ込められた想いがある映画だと思います

そこに気付ければ
この映画を観たのが無駄でなかったと
思えるかもしれません

ただ、本当に胸くそ悪いし
嫌な映画だということは否定できない


とにかく人間の暴力の恐怖を
思う存分味わえる映画です

 

 

そんな感じでいろいろと紹介しました

どれも個人的には
すごく怖い映画だと思ってます

でも、怖さだけでなく
面白い映画、良い映画だとも思ってる

ジャンルもバラバラですし
人によったら不快で見れないとか
全然つまらないとか思うかもしれませんけども

僕はどの作品も全部すごく好きですね

もしヒマがあれば観てみてください