何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「TAG タグ」感想 めっちゃ楽しそう!! コイツらと一緒に遊びたい

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どうもきいつです


コメディー映画「TAG タグ」観ました

毎年1カ月かけて繰り広げられる
ルール無用の鬼ごっこの行方を描いた
実話に基づく2018年のコメディ映画
日本での劇場公開はされていない作品です

監督のジェフ・トムシックは
本作が長編映画デビュー作
「ハングオーバー」シリーズのエド・ヘルムズ
「アベンジャーズ」シリーズのジェレミー・レナー
などが出演しています

 

あらすじ
ホーギー、ジェリー、キャラハン、チリ、セイブル
の5人は、子供の頃から毎年1カ月かけて鬼ごっこで
遊んでおり、大人になった現在も続けていた
その中でもジェリーは1度も捕まっておらず
今年こそジュリーを鬼にするべく
4人はジュリーの結婚式を利用し鬼ごっこに挑む

 

感想
たかが鬼ごっこに
全力を出し必死に楽しむオッサンたちが
最高に好きになる
こういう遊び心は大人だからこそ
忘れちゃいけないと思った

 

日本では劇場公開されていないというのもあって
全く存在すら知らなかったのですが
たまたまオススメされているのを見かけて
本作を観てみました

軽い気持ちで観始めたんですが
なかなか面白くて最後まで楽しめる作品でしたね

めっちゃバカバカしくて
アホみたいなコメディー映画です
いい歳したオッサンたちが
必死に鬼ごっこをしているだけの映画ですから

マジでしょうもない内容
でも笑える

それに、アホみたいなオッサンたちですが
こんなオッサンに憧れる
自分もこんな気持ちを忘れていない大人に
なりたいと思わされました

 

この映画のなにが面白いのかと言うと
大人がやる本気の鬼ごっこ
それがすごく面白い

いい歳したオッサンが
怪我を承知で高いところから飛び下りたり
全力でタックルしたり格闘したりする
その絵面だけで笑ってしまいます

他にも家のガラス窓を突き破ったりもしますし
本気で騙し合ったりもする
不法侵入なんてあたりまえ

言ってしまえば
大人げないんですよ

とにかく大人のくせにめちゃくちゃやる
子供以上に子供
しかも大人だからこそたちが悪い
周りにもめっちゃ迷惑かけてるし


でも、めっちゃ楽しそうなんですよ
この人たちは真面目にふざけてる

それが羨ましくもあり憧れます
自分もここまで本気で遊んでみたいと
思っちゃいます

 

そして、オッサンたちが
真面目にふざけてるだけじゃなく
映画としても真面目にふざけてる

鬼ごっこシーンが無駄にカッコよかったり
派手だったりするんですよね

コメディー映画だからって
アホな大人たちをただ滑稽に見せるんじゃなくて

本気でやっている鬼ごっこは
本気で見せてくれる

それが逆にバカバカしく見えて
余計に面白くなってます

たかが鬼ごっこなのに
サスペンス並に緊迫してるシーンがあったり
アクション映画みたいなカッコいいアクションが
あったり
カーチェイスもある

やってる内容はすごくしょうもないのに
ちゃんと映画として演出してる

そのギャップが笑えるんですよ


鬼ごっこ無敗を誇るジェリーの
立ち振る舞いなんか本当に面白いです

1人だけ世界観が違いますからね
そして無駄にカッコいい
やってることはたかが鬼ごっこなのに

ジェリー自体は別におちゃらけたキャラではなく
むしろクールで言動はとてもカッコいい
でもアホにしか見えない

カッコいいキャラだからこそアホに見える
ってのはなかなか面白いキャラクターですよね

ジェリーはボケてないのに笑えるキャラです

 

とは言え、あくまでコメディでもあるので
抜けてるところは抜けています

主人公のホーギーとその仲間たちは
バカすぎる
完全にギャグ的なキャラです

特にホーギーの奥さんは
いかにもアメリカンコメディーな
暴言や下品な言葉を吐くキャラだったりする

主人公を取り巻くメインの登場人物たちは
基本コミカルなキャラクターばかりで
如何にもコメディーって感じですね

そんなアホな人たちが
わちゃわちゃと楽しそうに会話してたりするのは
観ていて楽しいです

 

この映画の魅力って
結局はオッサンたちが楽しそうに
バカみたいな遊びをしてる
ってところなんです

ストーリーなんかはどうでもよくて
ただただ楽しそうな空気がすごく伝わってくる
自分もこの中に混ざりたいな
と思わされるんですよ


終盤はちょっと湿っぽく
感動的な良い話になりそうになるんですが
最終的にはバカな大人たちで
終わってくれたのも良かった

何があってもこの人たちは
結局バカなままなんだな
と、そこにちょっと感動もできました

 

この映画を観て
ただ笑えただけではなくて
人生に大切なものも教われた気がします

他人から見れば無意味な事を
本気で全力でやり続けることが
カッコよくも思えました

たかが鬼ごっこを
大人になっても本気でやり続けてる彼らは
とても滑稽だけど
とても人生を謳歌している

大人になって無駄を省き続けて
残っているのが仕事や家庭だけの人に比べれば
彼らは相当楽しい人生を送っていますよね

大人になっても仕事より
遊ぶことを優先する彼らには憧れます


なんか無駄なことの大切さを
知れたように感じます

みんな時間をどう有効に使うか
どう効率良くするかと無駄なく生きることに
必死になってる節があるけど

この映画を観ると
無駄にバカみたいな時間を過ごすことも
すごく良いもんだと思いましたね


そして、そんな無駄な時間を
誰かと共にすることで絆や友情が生まれる

結局は無駄じゃなかったりするんですよ

 

すごくバカな映画でしたけど
こんな生き方をしてみたい
こんなバカな友達が欲しい

遊ぶことに全力になることの
素晴らしさを教わりました

面白かったしとても良い映画だと思います

 


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