何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「遊星からの物体X」(1982年)感想 やっぱり造形のセンスが素晴らしい

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どうもきいつです

SF映画「遊星からの物体X」観ました

氷の中から発見されたエイリアンと
南極基地の隊員との死闘を描いた1982年のSFホラー映画
1951年の同名映画に続く
ジョン・W・キャンベルの短編SF小説「影が行く」の2度目の映画化作品です

「ニューヨーク1997」などのジョン・カーペンターが監督を務めています

 

あらすじ
南極のアメリカ観測基地に1匹の犬が現れる
犬の正体は10万年前に地球に飛来し
氷の下で眠っていた生命体だった
接触した生物に同化する能力をもつ謎の生命体は
次々と形態を変えながら隊員たちに襲いかかる

 

感想
とにかくクリーチャーの造形が素晴らしくて
何度も観たくなる映画
ホラーやサスペンスとしてもハラハラさせられて
とても楽しめます
極限状態の中での戦いにどんどんと引き込まれていく

 

とても好きな映画で久しぶりに観てみました

やっぱり何回観てもこの映画は面白い
僕の好みにピッタリとハマる映画なんですよね


ストーリー、世界観、クリーチャーの造形
どれを取っても素晴らしい
昔の映画ながら
今観ても全然古臭くなく色褪せていない

むしろ、今の映画よりも魅力的な部分はたくさんあると思います
この時代だから生み出せた魅力だと思う


まず、ストーリーがハラハラさせられてとても面白い
ただホラーとして怖がらせれだけじゃなく
サスペンスとしてもスリルがあって楽しめます

SFホラーって
大体が未知の怪物にじわじわと追い詰められていく恐怖を描いている作品が多いです

本作もそんなよくあるSFホラーとやってることは変わりません
謎のクリーチャーが現れて次々に人間が殺され
それに立ち向かう主人公たち
みたいな内容

でも、それだけではなくて
クリーチャーが人間に擬態できることにより
クリーチャーの正体は誰なのか?
というミステリーな要素も詰め込まれていて
人間同士の不信感、疑心暗鬼による不穏な空気に
より恐怖心を煽られてゾクゾクするんですよね


その上、男たちの熱い戦いに胸を胸を熱くさせられたりもする
南極からこの化け物を外に出してしまったら人類が滅亡する
それを阻止するために必死に戦う男たちがめっちゃカッコいいんですよね

時には疑心暗鬼により仲違いも起きますが
最終的には1つの目的に向かい一致団結する

多くのホラー映画は
主人公たちが生き残ることを原動力に物語を進めていきますが

本作は生き残るための戦いではなくて
人類を守るために命がけで戦う男たちの物語なんですよ
それが本当に熱いし
僕がこの映画が好きな理由でもあります

 

そして、力任せで勢いだけのような映画にも思えるけど
意外と伏線をなんかがちゃんと散りばめられてたりもします

物語が進むにつれて
はじめは謎だったことが徐々に解き明かされ
これはそういうことだったのか!!
と納得させられる

謎めいた伏線をわかりやすく回収してくれるから
なんか気持ちよさもあります

バカっぽい映画のようで
実はしっかりとストーリーが練られている
だから、ぶっ飛んでる映画のようだけどリアルに感じることもできるんですよ

 

あと、なんと言っても造形が素晴らしいです
グロくて気持ち悪くて
とても悪趣味な造形ではありますが

でも、それだけではなくてすごくセンスがある
クリーチャーの造形がとても魅力的

有名なあの蜘蛛みたいな頭なんて最高だと思います
クリーチャー化した犬も最高
よくあんなハイセンスなデザイン思い付きますよね

他にもいろんな見た目のクリーチャーが登場しますけども
そのどれもが全て魅力的

これはやっぱり手作りだからこその魅力かもしれない
今の全てCGのリアルな映像では表現できない魅力だと思う

正直、本作のクリーチャーはどれもが作り物っぽく見える
でも、それがいい意味で不気味さを醸し出してるんですよね

そして、作り物っぽくあるものの
どこかリアルにも感じることができる
嘘っぽくもあるけど本物っぽくもある
この絶妙なバランスが手作りの素晴らしさだと思うんですよ

今のリアルなCGではこの絶妙なバランスを表現するのはなかなか難しいと思います
CGだとただ本物っぽいだけで終わってしまう

こんな手作りで作り出された
グロかったりキモかったりする造形は
昔の映画やB級ホラーならではですよね

そして、そんな手作り感が不気味さを生んで
より恐怖心を煽ったり
居心地の悪い気持ち悪さを表現できたりする

その上、本作はデザインセンスが素晴らしいから
ただただ魅力的なクリーチャーが生まれてる
このクリーチャーを見るために
何度もこの映画を観たくなります

 

それと、南極が舞台というのも
この映画の魅力を引き立てています

冷たく凍てついた極限の場所と
SFホラーというのがとてもマッチしている
広大なのに閉鎖的な環境というのが
とてもいい雰囲気を出していると思います

あんな極限状態の場所であんな化け物に出会うなんて恐ろしすぎる
そして、ワクワクしてしまう

南極という極限の世界観と異形のクリーチャーとの2つが相互作用で
より魅力的に感じることができます

 

あと、ラストもすごく好きです

あの何とも言えない雰囲気
解決したのかどうなのか曖昧なあの感じ

考察しがいがあるし想像力が膨らむ

爆破され燃え上がる基地も哀愁が漂っていて
映像的にもとても美しい
こんな美しいラストはとても好きですね

 

何度観ても面白いし引き込まれる最高の映画
総合的に大好きです
あのクリーチャーを見たいがために
何度もこの映画を観てしまいます

血液で人間かどうかを隔年するシーンは
何回観てもビックリさせられる

 


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