どうもきいつです
アクション映画「2ガンズ」観ました
麻薬組織やCIAの裏に隠された陰謀を描く2013年のクライムアクション
マフィアに潜入する2人の男が彼らの金を強奪したことから
思いもよらぬ戦いに身を投じていきます
「ハード・ラッシュ」などのバルタザール・コルマウクルが監督を勤め
デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグの2人が共演を果たしています
あらすじ
メキシコの田舎でマフィアのもとで働いているボビーとスティグマン
2人の正体はマフィアに潜入する麻薬取締官と海軍情報部将校だった
2人はお互いの正体を知らぬまま組織から大金を強奪することに
そこから2人は予期せぬ戦いに巻き込まれていくのだった
感想
テンポよく爽快なアクションは観ていて楽しい
ワイルドな2人のコンビもカッコよくてテンション上がります
内容は薄っぺらくて強引な展開もすごく多いけど
だからこそ頭カラッポで楽しめる映画だと思います
アクション映画を観たくなったので
なんとなく本作を選んで観てみました
この映画を選んで正解だったと思う
すごく面白い名作映画とはいかないかもしれないけど
これくらいの映画がちょうどいい
軽い気持ちで観ると楽しめる映画でした
いろいろツッコミどころや強引な展開など
かなり大味なノリと勢い任せな映画ではありますけど
だからこそバカになって楽しめます
正直、ストーリーは大したことなくて
ただお金の奪い合いをしてるだけって感じてす
とくに捻りもなく
主人公たちが騙され命を狙われる
その中で主人公たちが戦っていく
みたいな内容
先の展開もなんとなく予想できてしまうし
よくあるテンプレな物語だと思う
とは言え
だから軽い気持ちで観れます
映画を観ている間はなにも考えなくていい
アホになって観ればこの映画は楽しいです
とにかく主人公の2人は理由もなくめちゃくちゃ強い
スティグマンなんて百発百中で銃弾を命中させるほどですから
ボビーもなんかわからんけどスゲー強い
ピンチに陥ることもあるけど
結局なんだかんだで上手くいきます
途中2人がいがみ合い敵同士になったりもするけど
その反動で
この2人が手を組んだときの無敵感にはワクワクさせられます
ボビーとスティグマンのコンビがめっちゃ魅力的で
それだけでこの映画を好きになれました
2人のコミカルな掛け合いも面白くていい
バカなことを言ってふざけたりもするけど
キメるところはしっかりとキメて
メリハリが効いてました
ほんとにすごくいいコンビ
そして、なによりアクションシーンが派手でテンション上がります
怒濤の銃撃戦はあるし
激しい大爆発はあるし
車の大クラッシュもある
バカみたいなアクションシーンが多くてほんとに楽しいです
特に銃撃戦はすごくカッコよかった
不自然なほどに強すぎる主人公2人ですが
もはやそれが最高
完全に主人公補正で無敵みたいな2人で
展開もご都合主義なんですけども
この映画自体が中身なんてさほどないバカみたいなアクション映画なわけで
むしろ、そんな無駄に強すぎる主人公だとテンション上がります
ラストバトルなんて多勢に無勢の4つ巴なのに
普通に2人だけ生き残っちゃいますから
他にも
海軍基地に忍び込んで建物を爆破した上に
普通に脱出できてしまうのもあり得ないですよ
そんな感じで
強引で勢い任せな展開は
ここまでやればもう爽快で気持ちよさすらあります
あと、ラストバトルの
札束の乗った車を爆破して
札が枚散るなか銃撃戦スタートのシーンはすごく好き
ここから激しい戦闘が始まるんだと
すごくワクワクした気持ちになりました
個人的にはすごく好きな映画だけど
無理矢理な展開も多くて
ツッコミたくなるのは否めない
笑いながらそこをツッコめる人もいれば
単純に気にくわない人もいると思います
僕はなにも考えずアホになって観ていたので
その辺は許容できました
あえて言うならば
1番気になったのは
4つ巴の戦いが無駄にややこしい
主人公たち、CIA、マフィア、海軍と
4つの組織が戦うことになりますが
結局なにやってるのかわからなくなります
目的とか戦う理由とか全然わからない
行動原理もよくわからん
そもそも、主人公たちが強盗するのも
なんでそんな方法を選ぶねん！
ってツッコミたくなります
その上、ヒロインのデビーが裏切ったりもするから
なにがなんだか
って感じになる
基本的にあり得ないことばっかり起きてるから
いまいち全体の整合性がよくない気がするし
リアリティは全然ないと思います
それぞれの組織に思惑があるんですけども
何をしたいかわからないまま進んでいくので
ストーリーは若干破綻してるんじゃないですかね
それと、人間ドラマもとことん薄いので
感情移入とかは全くないです
基本、登場人物みんな何を考えてるのかわからん
主人公ですらわかりません
最も薄さを感じさせられたのは
殺されたデビーがあまりにも雑な扱いなところ
最終的にデビーが殺されたことなんて無かったかのようになってしまってますから
死んだときもすごくあっさり
ちょっとデビーが可哀想ですよね
まあそもそもデビーに感情移入なんてしてなかったから
死んでも全然悲しくなんてないんですが
人間ドラマなんて描く気は毛頭ないんじゃないかって作風は
潔くて好感すら持てるほどでした
とにかくアホな映画なのは間違いない
強い主人公たちがなんかカッコいい感じで
激しく戦ってるだけの映画
だからこそ気持ちが昂り楽しめます
テンション上げたいときに観ると
いい感じで気分が高揚すると思う
ぜひ暇つぶしにおすすめです
