何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

ドラマ「クイーンズ・ギャンビット」感想 王道で熱いストーリー そして、アニャ・テイラー=ジョイ好き

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どうもきいつです


海外ドラマ「クイーンズ・ギャンビット」観ました

「ハスラー」「地球に落ちてきた男」などで知られるウェルター・デイビスによる小説
「クイーンズ・ギャンビット」を原作にしたアメリカの配信ドラマ
冷戦期のアメリカを舞台に
チェスの天才少女の姿が描かれます
2020年10月よりNetflixにて全7話が一挙配信されています

「マイノリティ・リポート」などさまざまな映画の脚本を手掛けてきたスコット・フランクが
脚本と監督を務め
主演はアニャ・テイラー=ジョイです

 

あらすじ
9歳の少女ベスは母親を交通事故で失い養護施設に入れられる
施設で出会ったジョリーン以外の誰とも馴染めなかったベスは
用務員のシャイベルに出会いチェスの手解きを受けることに
腕を上げチェスに夢中になる彼女だが
施設で与えられる精神安定剤にも依存していく

 

感想
王道のサクセスストーリーだけど
熱い展開やカッコいい演出にどんどんと引き込まれていきました
なによりも主演のアニャ・テイラー=ジョイが最高に魅力的

 

主演のアニャ・テイラー=ジョイが好き
ということもあって本作を観てみました

Netflixで配信されているドラマなので
Netflixに入ってさえいれば簡単に見れます

全7話で1話がだいたい1時間前後なので
ドラマとしても比較的見やすい部類だと思う

観ようと思えば全然1日でも観ることができる長さ
それに7話で完結もしてるので
観終えたあともすっきりします

1日では全部観ていませんが
僕も一度観始めたらやめられず
あっという間に最終話まで観てしまいました


本作は日本でもよくあるような
盤上ゲームを題材にした作品で

囲碁なら「ヒカルの碁」将棋なら「3月のライオン」など
世界観やストーリーもそういった作品に似たタイプの作品だと思います
本作の場合はチェスがテーマなわけです

で、そんな作品につきものなのが
ゲームのルールーが理解できなくても大丈夫なの?
という疑問

でも、本作はチェスのルールがわからなくても
面白く観れる作りになってます
むしろ、チェスがわからない人にも楽しめる工夫が凝らされている

なので、ルールを知らないから
という心配はいらない作品です
僕もチェスのルールは全然知りませんけど楽しんで観れました

知ってる方がより面白く観れるとも思いますど


まず、ストーリーですが
これはかなり王道でシンプルなストーリーで

チェスの才能に恵まれた少女が
さまざまな苦悩や困難を乗り越えながら頂点を目指していく
といった内容

チェスという
少し敷居が高そうな題材ですけども
実際にドラマを観てみると
かなりわかりやすいストーリーなので入りやすい

奇をてらった予想外の展開とかは全然ないですけども
こういうのが見たいんだよ
というものをしっかりと見せてくれます

終盤になるにつれ熱い展開が増えていったり
強敵に挑む姿にワクワクさせられたり

何も持たざる少女が
チェスというたった1つの武器だけで
男だけの世界に立ち向かっていく姿が痛快でカッコよくもあります

その中に友情や親子愛などの人間ドラマも
ほどよく散りばめられていいエッセンスになってる

とにかく、シンプルで王道なストーリーではあるけれど
押さえるところはしっかり押さえていて
見たいものはしっかり見せてくれる
なので、全然最後まで飽きないんですよね

特に最終回なんて
気持ちが昂る盛り上がる展開で
最高の最終回だったと思います


それに、ドラマだからこその魅力も存分にあって
映画にはない魅力もある

単純に尺が長くて深掘りできる部分はたくさんあるし

1話ごとのラストで
次の話を早く見たい
と思わせる引っ張りかたもドラマ特有のものですよね

本作も次が早く見たいって気持ちを上手く煽られるので
あっという間に最後まで観させられてしまいました

 

そして、本作の目玉でもあるチェスのシーン
これがとても面白いんですよ

普通にチェスを打つシーンを淡々と見せられると
ルールを知らない人なら退屈になるでしょうけど

本作はそこを退屈させない工夫が凝らされています
退屈どころか
むしろ楽しいシーンになってる

映像の見せ方や音楽の使い方がとても上手くて
PVのような格好よさがめっちゃあるんですよね

ルールはわからんけどチェスカッコいい!!
と思わされてしまいます

このドラマをきっかけにチェス人口が増えたというのもうなずける

テンポよく映像が切り替わっていったり
1つの画面で多面的に映像を見せたり
音楽に合わせたリズミカルな演出だったり

チェスを打つ場面がショーのようにも見えて
いつの間にか
早くチェスのシーンを見せてくれ
と求めてしまってるんですよ

毎回少し演出も違ったりするので
最終回まで飽きずにチェスのシーンを楽しむことができました

 

あと、なによりも
アニャ・テイラー=ジョイがとても魅力的です

彼女の魅力も存分に発揮できているドラマで
そこに大満足です

彼女は少し独特な顔立ちで
ドラマの中でもそこが上手く生きている

14歳から20歳までを彼女1人で演じてるんですけど
それが成り立っているんですよね

彼女の顔が
幼くも見えれば大人っぽくも見える顔で
だから14歳の時は14歳に見えなくもないし
20歳の時は普通に大人の女性にも見える

演技力が高いというのもあると思いますが
実際の26歳という年齢を感じさせないほど
ベスという少女になりきっている

ベスが自信を持つにつれて変化していく様や
酒に溺れて崩れていく変化などもすごくリアルで自然に変わっていくので
フィクションのキャラクターだけど
そんな人間が実際にどこかで生きていたんじゃないだろうかとさえ思わされる

それと、ファッションも魅力的でよかった

単純に60年代のファッションがオシャレでカッコいいというのもあるけど
それを着こなすアニャ・テイラー=ジョイが最高に素晴らしい

オシャレなアニャ・テイラー=ジョイを観れるだけで最高
目の保養です

ベスのファッションの変化で内面の変化を表しているのも
とてもわかりやすかったですし

60年代の街並みやファッション
アニャ・テイラー=ジョイの美しさ
それをカッコよく見せる映像
ビジュアル面でも素晴らしい作品だったと思います

 

ストーリーは面白いですし
映像も美しくてカッコいい

チェスって面白そう
と思わされるチェスの宣伝にもなっている

そして、アニャ・テイラー=ジョイが最高

普通に面白いドラマでした
クオリティも映画と変わらない出来映えで
見ごたえもめっちゃありました

1度観始めたら止まらないかも