何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

2020年映画 個人的なベスト10

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どうもきいつです


2020年もそろそろ終わるということで
今年、僕が映画館へ観に行った作品の中から
トップ10を決めたいと思います

正直、面倒くさいけど
毎年やってるので今年もやります

www.nanimokamogakokkei.com


今年はコロナの影響もあり
公開延期で来年に公開が持ち越しになる作品や
公開中止で配信限定になる作品など
新作の劇場上映作品は例年に比べるとかなり少なくなりました

その上、緊急事態宣言が発令され
春は映画館自体に行けない状況でしたしね…

そんな中から面白かった映画を選びました
基準はとにかく好きだった映画
それだけです

世間の評判とか完成度とか
そんなのは無視で
とにかくこの映画好き
と思った作品を選んでます

そもそも、僕は採点とかしてないので
ノリだけで決めてます

順位の差は何なのかと聞かれても答えれない
その時のテンションで順位なんて変わるよ?
その程度のランキングです


それと、今年は過去作品のリバイバル上映がかなり多くて
僕もたくさん観に行きましたが
それは除いています

過去の名作まで入れてしまうとバランス崩れますし


それでは10位から順番に発表していきます

 

 


第10位
「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」


テレビで放送されていた「仮面ライダーゼロワン」は全然好きじゃなかったけど
この劇場版はめちゃくちゃ楽しめました

僕はこんな仮面ライダー映画が前から観たかった

とにかくアクション重視で
最後までノンストップで進んでいくスピード感がたまらなかった
ジェットコースターのようなアトラクション映画でテンション上がりました

ストーリーは薄かったですが
仮面ライダーは戦ってなんぼ
昭和ライダーのような潔さも感じれて
とても好きな映画になりました

 

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第9位
「青くて痛くて脆い」


タイトル通りの若くて愚かな主人公の言動が
グサグサと自分の心に刺さる映画でした
滑稽な主人公を見ていると
まるで自分の過去を見ているようにも思わさせられる

観る人によって捉え方が違ってくる映画でもあって
共感できなければただのキモい映画で
共感できれば感情移入をし過ぎて心をかき乱されるかもしれない

僕は完全に後者で
この青春ストーリーにリアルさを感じ
主人公の青くて痛くて脆い姿に泣けてくる

暗い学生生活を送っていた人なら
この映画が痛いほど刺さると思う

 

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第8位
「トロールズ ミュージック★パワー」


とにかく楽しくて好きな映画
音楽をテーマにした作品で
その表現が秀逸

劇中で流れる音楽はどれも聞き覚えのあるような曲で
そんな様々な曲を可愛い登場人物が可愛い世界観の中で楽しく歌って踊ってる
なんか幸せな気持ちになりました

音楽のジャンルごとに村が分かれてるという設定も面白く
それを人間の多様性に絡めているのもとても上手いと思った
そこから発せられるメッセージはわかりやすくストレート
でも押しつけがましいものではありませんでした

キャラクターや世界観がポップで魅力的
大人も子どもも楽しめる内容で
かなりクオリティの高いアニメ映画でした

 

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第7位
「ようこそ映画音響の世界へ」


映画は好きですが
今まであまり気にしていなかった
映画音響の素晴らしさに気づかせてくれた作品

映画製作に携わってきた様々な人たちのエピソードがとても興味深かった
映画音響の仕組みや歴史など
自分が知らなかった世界をたくさん知れて
とても勉強になりました

音響だけでなく
それに絡めてハリウッド映画の道のりを知ることができた

ドキュメンタリー映画ですけども
小難しい作品にはなっていなくて
エンターテイメント的な面白さも感じれて
最後まで退屈にもならず楽しんで観れました

ただ映像に音をつけているだけでなく
映画音響とは芸術だと感じさせられる

これを観れば
より映画を楽しむことができるようになると思います

 

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第6位
「ランボー ラスト・ブラッド」


ランボーシリーズの完結編
ランボーという悲しき男の起き様を見せてもらいました

ランボーらしくないようで
ランボーらしい映画
ブチギレたランボーはマジで怖いです

グロ過ぎる敵の死にかたを見ると
ランボーの戦いの不毛さやつらさがひしひしと伝わってくる
でもランボーの生きる道はこれだけ
こんな残酷な世界だからこそランボーは輝ける

ランボーも可哀そうですが
ケンカを売ったジジイがランボーだった敵たちもなかなか可哀そう

ランボーシリーズに思い入れがあれば
戦いの中でたくさんの命を奪ってきたランボーが背負う重みと
それを背負いながらも戦い生き抜いていくランボーの生き様に心を打たれる

そこにランボーの格好良さを見い出せると思う

 

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第5位
「初恋」


恋愛映画と思いきやめちゃくちゃな内容
B級ヤクザ映画のようで最後は恋愛映画
なんかハイになる映画でした

めちゃくちゃでしょうもない内容
でも、最高に面白かった

勢いだけの映画で
意識が高いものを求めている人には
この作品はハマらないかもしれない
いかにも三池崇らしい映画でした
超意識低い系映画

キャラクターがみんなブッ飛んでいて濃い
ありえない演出が多い
だからリアリティが全然無い
ただ、そこにハイな気持ちにさせられる
テンションがめっちゃ上がりました

めちゃくちゃなバランスのアホで変な映画ですけども
楽しければいいじゃん

こんな映画は大好物です

 

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第4位
「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来」


超ド派手バトルアクションにテンションをブチ上げられました
中国のアニメってどうなのかな?
と思って観ましたが
観てみるとマジで最高でした

中二病な能力者バトルは
個人的に最高に好きなジャンル
しかも、それが映画館の巨大なスクリーンでも映える
素晴らしい映像で観ることができました

ストーリーはシンプルでわかりやすく
でも、その中で描かれている戦いは切なくて
心に刺さるものがありました

その他にも
バディものでありロードムービーであり師弟ものでもある本作は
本当に僕が好きなものの詰め合わせ

アニメの映像もクオリティが高いし
ギャグ描写も面白い
総合的にレベルの高いアニメ映画
最初から最後まで最高に楽しめる映画でした

 

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第3位
「海底47m 古代マヤの死の迷宮」


終始ハラハラドキドキで最高に楽しかった
サメパニック映画と言うよりも
もはやホラー映画

お化け屋敷のようなアトラクションムービーでした
ストーリーなんてほぼ無くて
怖い演出重視の体感型のホラー映画って感じです

はじめは誰も死なないし
ちょっとぬるいんじゃない?
と思わされたけど
中盤以降は容赦ない
もう全員死ぬんじゃないか?
と思わされてしまった

主人公たちに容赦ないドSな展開の数々に
もう許してやれよと思ってしまいます

最後までハラハラドキドキの連続で
全然飽きずに画面に釘付けになりました

ツッコミどころや無理のある設定も多いけど
エンターテイメントな面白さが詰め込まれている

こんな映画めっちゃ好き

 

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第2位
「透明人間」


これは完全にホラー映画
見えないことへの恐怖の表現が素晴らしかったです
常に緊張感の張り詰めた作風に終始ドキドキさせられる

誰もいないから誰かいるような恐怖
見えにからこそ見えてくる人間の悪意
そういうのが本当に面白い

透明人間の表現方法が
最高に怖くゾッとさせられました

なにも無い空白を映す映像が多く
そこに怖さを感じて観ているこちら側も精神を削られていきます

DV男を透明人間にしてしまうというアイデアも秀逸で組み合わせがベストマッチ
こんな男が透明になって忍び寄ってくるという恐怖は尋常じゃないですよね

アクションシーンやラストの展開など
爽快でカッコいいものもあって
そこが普通のホラー映画とは一味違い
この映画だからこその魅力でもある

僕好みのかなり好きな映画でした

 

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第1位
「TENET テネット」


なにやってるかわからんけど面白い
あまりにも複雑なSF設定に頭が追いつきません
意味わかりませんよ
でもエンターテイメントとして成立もしている
意味わからんけど超面白い

難解すぎる
1回観るだけじゃ理解できない
という感想が多く
考察しようと躍起になってる人も多かったですけど

そんなもんどうでもいいよ
何も考えず楽しめばいい

なんかすごい事をやってるのは理解できるし
なによりド派手で壮大な映像を見せてくれる
逆行シーンなんてよくわからんけどスゲーって思える

難解だけどわかりやすい伏線を散りばめていたりもして
エンターテイメントしてもしっかりと楽しめるのが
この映画のすごいところです

クリストファー・ノーランの
変態的なほどのSFへのこだわりが表現され
それがエンターテイメントとして昇華されているという変なバランスの映画

難解な設定を考察する楽しみもありますけど
肌でこの映画を感じるのも楽しみ方の1つだと思います

派手な演出や映像
難解すぎるSF設定
マジでこういうの大好き

 

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そんな感じでランキングは終わりです

今年は公開延期などで大作映画が少なめで
ちょっと地味な感じもしますけど
選んだ作品はどれもめっちゃ面白かったです

コロナという最悪の状況の中
自分の生活や気持ちが少し落ち込んでいたというのもあって
選んだのが単純に楽しめるような映画が多くなったような気がする

他にもいい映画はたくさんあって
心に刺さったような映画も数々ありましたけど
メッセージ性のある暗い雰囲気の映画よりも
アホな内容だけど楽しい映画に心が救われたように思います

今年のような状況が来年も続かないように祈るばかり
来年は公開延期された大作映画に期待です