何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「スカイライン-逆襲-」感想 映画なんてこんなんでいいよ!

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どうもきいつです


SF映画「スカイライン—逆襲」観ました

人類とエイリアンとの戦いを描いた「スカイライン」シリーズの3作目
人類が一度駆逐したエイリアンと再び激しい戦いを繰り広げます

監督は前作と同じくリアム・オドネルが務め
前作にも出演したリンゼイ・モーガンが本作では主人公を演じます

 

www.nanimokamogakokkei.com

 

あらすじ
15年前地球を襲ったエイリアン“ハーベスター”の目的は
人類を人類を資源として利用することだった
ハーベスターが放つ青い光により特殊なDNAを持つローズは
ハーベスターと戦い一度は撃退する
そして、5年後
反撃を開始しようとするハーベスターの計画を阻止するため
ローズは仲間たちとともに敵の拠点へ向かう

 

感想
勢い任せで既視感だらけのアホ映画
でも、こんなんでいい!!
しょうもないけど楽しめます
この映画を作ってる人たちも楽しんで作ってるんだと思う
B級映画が好きなら満足できる

 

あの「スカイライン-奪還-」の続編ということで
絶対に観なければと思い観てきました

想像通りというか期待通りというか
とにかく
“スカイライン”って映画でしたね

やってることはホントに変わらない

既視感だらけでありがちな内容

悪い言い方をすれば
パクリ

何かのパクリの寄せ集めみたいな映画です

1作目からそれは一貫してる
全然ブレない

ストーリー、設定、デザインなど
見たことあるようなものばかりで新鮮さなんて全くないです

最初から最後まで“っぽい”映画だと思う

だから、この映画をつまらないという人もたくさんいると思います
実際にアホだしくだらないしクソみたいな映画だけど
それがこの映画の良さでもあって

個人的には大満足

テンション上がるし楽しいし
所詮、映画なんてこんなもんでいいんだよ
って思わされます


基本的に本作は無茶苦茶なので
ストーリーはチープで全然面白いものでもありません

攻撃を開始しようとする敵エイリアンの星に攻め混んで
なんだかんだ戦ってると味方に裏切り者がいて
なんだかんだで全部やっつけちゃう
みたいななんか知ってるようなストーリー

仲間の裏切りなんて全然驚かねーし

そんなショボいストーリーだけど
わかりやすいし映画っぽいし
普通に面白く観れています

てか、なにも考えなくても楽しめる
ボーッと観てても理解できるので変に頭を使わなくてもいいですし

アホでも観れる映画ですよね
教養なんてなくても楽しめる最高の映画です

で、最後には
また大風呂敷を広げて終わっていくという…
アホですよね
まだ続ける気?

是非、続けてほしい

 

そして、前作同様にアクションも派手で楽しめます

エイリアンと戦うからと言って
強力な武器や兵器だけで戦うんじゃなくて
素手でぶん殴るようなアクションです

オーバーテクノロジーな敵に対して
肉弾戦でも渡り合える人間たち
この世界の人間は強すぎる
この大味なアクションがたまりません

前作と同じく
何故か人間VS人間のマーシャルアーツ的なアクションシーンもあるし

主人公のローズは
マーベルヒーロー並の超人的な戦いを繰り広げます
もうローズの強さがチート過ぎて
こいつ1人いれば余裕で勝てるじゃん
ってほど飛び抜けてる

他にも
明らかに普通の人間が普通の銃で
多勢に無勢の中で強そうな敵に善戦したり
星がぶっ壊れるほどの大爆発があったり
「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」みたいなシーンがあったりと

前作以上に派手なシーンも多くて
映像的にはかなりテンションを上げられました

強引過ぎるほどにいろいろとブチ込んだアクションシーンは最高ですよね
マジでアホみたいな映画です

 

キャラクターに関しても
やっぱり“っぽい”キャラクターが満載
仲間の設定や風貌も既視感がすごくて
もはやテンションが上がります

味方を裏切るキャラなんて最初から裏切りそうな顔してるし

前作では敵だった人間の脳を移植されたパイロットたちは
今回は仲間に加わり活躍します

このパイロットがなんかすごくいいです

見た目はグロくていかついんですが
愛嬌があって可愛い
ローズの相棒なんか
最後にはめっちゃ大好きになってます

あと、前作で体をもがれたアイツが
なぜか生きてて大活躍する大味な展開も素晴らしい


キャラクターも見たことあるようなのばかりだけど
みんないいキャラしていて魅力的
みんな生き生きしてる

 

デザインもいつも通り“っぽい”です

こんなの知ってるよ…
ってデザインばかり
新鮮さはなくなんの捻りもない

パクリと言われても文句は言えません

でも、それを含めてスカイラインの魅力になっちゃってますよね
ここまでやればこの映画の勝ち

1作目からパクリを貫く潔さに感服です

 

最後のNG集も楽しそうでいいですね

これがあるせいでチープ感に拍車がかかって
よりくだらなさが増してますけど
それがいいです

 

結局、この映画がなんでこんなに魅力的なのかって言うと
作ってる人たちが楽しんでるからだと思うんです

こんなくだらないパクリ映画だけど
これを作ってるみんなは映画が大好きだろうし
しょうもないことを本気でやってる

だから、この映画は最高だし
とても好きになれる

くだらないことに本気を出す人たちって
本当に魅力的だと思います

B級映画の良さってそこだと思う
この映画であらためてそう思わされました

 

こんな映画はわざわざ映画館で観る必要はないかも
つまらないと思う人はつまらないと思う映画だし名作映画って訳でもない

ただ、そんな映画を高い金を払って映画館で観るという
大人の嗜み

 


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