何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「#マンホール」感想 よく考えると終盤の展開は唐突

サスペンス映画「#マンホール」観ました

マンホールに転落し出れなくなった男が
様々な方法で脱出しようとする姿を描いたワンシチュエーションのサスペンス

「マスカレード・ホテル」などの岡田道尚によるオリジナル脚本
監督を務めるのは熊切和嘉
主演はHey!Say!JUMPのメンバー中島裕翔です

 

あらすじ
不動産会社に務める川村俊介は社長令嬢との結婚が決まり順風満帆だった
しかし、結婚式の前夜サプライズパーティーに招かれた川村は
その帰り道にマンホールに転落してしまう
目を覚ました彼は
スマホの機能を駆使してマンホールからの脱出を試みる

 

感想
スリルのある展開にハラハラしながら観ることができました
終盤は予想外のどんでん返し
でも、そのどんでん返しは
唐突すぎるから予想できなかっただけなのかな…

 

映画館で見た予告に惹かれて観てきました

予告を見ただけでも
ワンシチュエーションの作品なんだろうな
と予測できる内容で
どんな物語になるのか気になっていた作品

2年前くらいに観た
カナダのB級ホラー映画「マンホール」が頭によぎったけど内容は全然違う
本作の方が全然面白かったです


ワンシチュエーションだからこそ
最後まで飽きないように工夫されていましたし
終盤には怒濤の展開で一気に物語に引き込まれる

ただ、よく考えると雑な部分も多い気がする

それなりに面白いんだけど
ちょっと惜しい映画だなとも思いました


本作は公式でもネタバレ厳禁と言われている映画なので
観る予定のある人はこの先は読まない方がいいです
ここからはネタバレあります

 

良くも悪くも気持ち悪くて不快な描写

本作はマンホールの中に閉じ込められてしまう
というシチュエーションで
主人公の極限状態を描いたパニック映画でもあります

なので、主人公が置かれる環境のリアリティは
とても重要で
ここがショボければ映画全体がチープになってしまう

本作はマンホール内のリアリティは出せていたんじゃないかと思います

マンホールの中と言えば
やはり不潔で気持ち悪い場所なわけです

そこを映画として変に見やすいよう小綺麗にするのではなく
こんな場所に居たくないな
と思えるほどに気持ち悪く表現されていました

うごめく虫や動物の死骸など
そういうものをちゃんと映像として見せることで
とても不快な気持ちにさせられる

雨によるジメジメした空気感もすごく不潔で気持ち悪いですよね
乾燥してるより湿度が高いほうがやっぱり不快感が強い

怪我の描写も
リアルで痛々しく表現されていたので
若干のグロさも感じます

不潔な環境に相まって
この怪我がすごく嫌なものに見える
こんな場所、1番怪我したくない場所ですから

このようなリアルな描写が
映画の中に引き込まれる要因の1つになってると思います

気持ち悪いものをちゃんと気持ち悪く表現していることには好感も持てる

ただ、だからこそ苦手な人はとことん苦手で
この映画を受け付けない人もいると思う
万人向けではない映画かな

ジャニーズ目当てで観に来る人も多いかと思いますが
軽い気持ちで観ると精神的にやられる可能性もある

ジャニーズ主演でこんな作風なのは
ある意味、攻めてる映画なのかも

 

飽きない工夫

ワンシチュエーション映画は
下手したら途中で体力が尽きて飽きられてしまうようなジャンル

でも、本作はそうならないよう
しっかり工夫されています

主人公が脱出するために悪戦苦闘して
上手く行きそうになっては失敗の繰り返し
脱出系映画の王道ではあるけど
そんな王道をしっかり押さえてるから安心して観れます

主人公がスマホを駆使して脱出しようとするアイデアも面白いですよね

動画撮影モードでスマホを投げてマンホールの外を撮影しようとしたり
SNSを使って助けを求めたり
いろいろ知恵を振り絞って努力する姿には
主人公を応援したくもなります


それに、そういうのを一本調子で延々と見せるのではなく
映像の見せ方にもいろいろ変化を出してるので淡々とせずメリハリも生まれてる

緊張感やスリルを感じる見せ方も多くて
ハラハラする場面がいくつもありました

 

中島裕翔の演技がいい

本作はほぼ一人芝居の映画です
画面に映っているのはほとんど主演の中島裕翔だけ

なので、演技が下手なら見てられない映画にもなりかねないわけですが
中島裕翔はそこを成立させる演技力があったと思います
むしろ、彼の演技で最後まで引っ張っているくらいですよね

とにかく迫真の演技で
極限状態の人間を嘘っぽくなく演じてる

イライラしてるときはちゃんとイライラしてるし
絶望的な表情はちゃんと絶望的だし
痛い時はすごく痛そうだし
本性を現したときはかなり怖いし

そんなリアルな主人公の姿によって
どんどんと映画の中に引き込まれていく

この映画を最後まで飽きずに観れる要因でもあります

 

終盤の展開は予想外だけど、それは唐突だから

本作の目玉でもあるネタバレ厳禁のどんでん返し
確かにこれには驚かされる
全く予想外の展開です

でも、よく考えると
予想外なのは当たり前なんですよね
だって、この展開を示唆する描写が全く無いから

主人公の川村が実はニセモノの川村だった
という展開だけど
そもそも、観てるこっちは本物の川村を知らない

そこに至るまでも
とにかくその真実については全く触れずに
完全に隠されているわけですよ

で、その時になって
急に川村はニセモノでした
と言われても…
うーん…って感じでちょっとモヤモヤする

そこに繋がる伏線なんかもないですしね

川村がすごく嫌な奴
というのが伏線なのかもしれないけど
そこもやっぱり元の川村を知らないので
元からそういう人間なのかなと最初から納得してますし…

川村がニセモノだった
本物の川村は死んでいる
という展開が取って付けただけのものになっているので
どんでん返しとしてはあまり上手くないかな…


真犯人に関しても同じで
急に出てきた黒木華が真犯人なので
そりゃ予想できないよね…

どんでん返しや真実が明かされても
なるほど!!
と、ならないのがこの映画のすっきりしないところ

 

主人公のキャラの振り幅がない

さっきも言ったけど
主人公が最初から性格悪いです
これはどんでん返しの伏線なんだろうけど
それのせいで主人公が本性を現したときのギャップが全然ないんですよね

序盤から
暴言を吐いたり身勝手なことを言ってたり
女癖の悪さは露呈するわ
すごく他人に対して疑り深いわで
とにかくずっと人間性に問題があるわけです

だから、本性を出したときに
そりゃそうか
と、変に納得してしまう

主人公のギャップによる驚きがないのは
せっかくのどんでん返しのマイナスにもなってます

最後の命乞いの場面も
どうせコイツ裏切るだろうな
と思ってしまったし

はじめはある程度善人っぽく見せてるほうが
本性を見せたときの驚きが大きいし
もっと脱出の応援もしたくなると思いました

 

映画の都合によって展開する物語

この映画がいまいちしっくり来ない理由は
予想外の展開が先走って
登場人物たちの気持ちが全然追い付いてないこと

こんな展開にしたら面白いだろ
という部分だけを重視してるから
なぜ登場人物たちはこんなことをしてるんだろう?
って部分が置いてけぼりになってる

ニセモノの川村が本物の川村を殺してなりすましていることに関しても
別の自分になりたかったというのは理解できる

でも、なぜ川村でなければならなかったのか?
人を殺してまでそうした原動力は何なのか?
みたいな部分が有耶無耶にされています


真犯人の目的にしても
めちゃくちゃ手の込んだ計画を実行してるわけですが
じゃあ普通に殺さない理由は?
なぜわざわざ回りくどい方法で痛めつけるのか?
ホンモノの川村の死体があるマンホールに落とした理由は?
てか、そもそも死体のあるマンホールをなぜ知ってるの?

と、疑問が次から次へと出てくる
そして、そんな理由は全く説明されない


最後の子供のやつとかも
確かに驚きはあるけども
それと同時に
あんな子供がどうやって長距離移動したんだよ
みたいな矛盾も生まれる


結局は作り手の都合だけで物語が展開しているからだろうと思います

どんでん返しもそうだけど
こういう展開にすれば盛り上がるだろう
みんな驚くだろう
ってところだけに力を入れていて
肝心の登場人物たちの気持ちなどは蔑ろにしている

その結果
登場人物たちにあまり感情移入できないし
細かいところで矛盾も生まれています

驚きの展開もいいけど
もう少し納得できるように作ってほしかったかな…

 

まとめ

気になる点は多少あったけど
このタイプの邦画にしてはなかなか出来の良い作品でしたね

観客を楽しませるための工夫をしっかりと考え作られていました

原作なしのオリジナルというのも好感が持てる

細かいことを気にしなければ
最後までハラハラドキドキ楽しめる映画だと思います

 

 

映画「カラダ探し」感想 ホラーなのか青春なのか 中途半端

どうもきいつです


ホラー映画「カラダ探し」観ました

小説投稿サイトで話題を集めた携帯小説で
2014年には漫画化もされた「カラダ探し」の実写映画化作品
殺される日々を何度も繰り返すことになる高校生たちの恐怖が描かれます

監督は「海猿」「暗殺教室」などヒット作を手掛けてきた羽住英一郎
主演を務めるのは橋本環奈です

 

あらすじ
高校生の森崎明日香は
午前0時を迎えた瞬間、気が付くと深夜の学校にいた
そこには彼女のクラスメイト5人もいる
そして、彼女たち前に全身真っ赤な少女が現れ6人を惨殺していくのだった
その日から6人は同じ日を繰り返すことになり
ループから抜け出すためバラバラになった少女の体を探すことになる

 

感想
ホラーをやりたいのか青春をやりたいのかよくわからない
どっち付かずで中途半端
基本的に全てが雑で中身も無く薄っぺらい
あまり面白くなかったかな…

 

僕は橋本環奈が出ている映画はことごとく合わない
青春キラキラ映画、漫画実写映画、福田雄一映画など
とにかく僕の苦手なタイプの映画によく出てる

なので、ホラーは好きだけど
彼女が出ているという理由で劇場公開時はスルーしてました

Netflixで配信が始まったので
軽い気持ちで観てみたって感じです

で、観てみると
やっぱりダメでした…
面白くない

いろんな意味で僕の苦手な要素が満載の映画でした

 

リアリティの無さが壊滅的

まず、本作で1番気になってしまったのは
あまりにリアリティが無さすぎるところ

そもそも、本作の設定は荒唐無稽でツッコミどころも多い
結構、ブッ飛んだ物語だったりもします
ただ、そこに関しては許容の範囲内と言うか

僕はこういうジャンルものの映画に関しては寛容
多少、無理矢理な設定でも全然受け入れることができます


とは言え
そんなリアリティの無い設定や世界観だからこそ
別の部分でリアリティを出すべきだとも思っています

主人公の存在感、ストーリーの流れ、登場人物の感情、人間ドラマなど
そういう部分にリアリティを生み出せば
例え荒唐無稽でハチャメチャな設定だとしても
どこかリアルに感じることができるもんです


しかし、本作はとにかく雑で
リアリティを出す気なんてさらさらない

特に主人公は酷い

彼女の設定は
クラスでハブられ浮いていて引っ込み思案で消極的

簡単に言えばイケてない学校生活を過ごしている暗い女子
なんですけども…
風貌はただの橋本環奈なわけですよ

序盤で男子生徒が「あんな奴ないわw」とか橋本環奈に言ってるけど
いやいや… お前ら目腐ってんのか?

ハブられてぼっちで劣等感の塊みたいな女子のはずなのに
明らかに本作の登場人物の中でも1番キラキラと輝いてる
自信に満ち溢れている姿
芸能人オーラ全開です
そこの乖離の違和感が半端ない

これはキャスティングのミス以前に
なぜそのままの橋本環奈を出してるのか?
という疑問が大きい

制服をダサく着こなすとか
長い前髪で顔を隠すとか
化粧全然していないとか
見た目だけでももっとできることあるでしょ?

制作側が「橋本環奈さんが出てくれるだけで感謝です! 役作りなんて結構です!」
と言っているのか
事務所に「うちの環奈を出してやってもいいが、イメージは絶対に損なうな! 橋本環奈は橋本環奈としてしか扱うな!!」
と言われているのか…

そんな裏事情がない限りちゃんと役作りすると思うんですけどね

 

タイムループが意味を成していない

本作は同じ時間を繰り返すタイムループものの作品でもあります
最近はSF以外でもそんな設定が盛り込まれる作品は増えました

こういうジャンルの作品の面白さは
同じ時間を繰り返すことによって困難や試練をクリアしていく
という部分にあると思います
ゲームのコンティニューみたいな感じですよね

しかし、本作はいまいちタイムループしてる意味がないような…

以前の失敗を生かして次回は成功する
みたいな積み重ねは全然無くて

むしろ、深夜のカラダ探しに関しては
1度見つけたカラダが次のループでは既に見つけたことになってる…
これはリセットされないの?
謎のセーブ機能がついています

深夜のカラダ探しのパートは
よく考えるとループしてないんですよ


そして、日中の日常パートはちゃんとループしてるわけですが
こっちはこっちでループしてる意味があまりない

ループしている利点を生かすこともせず
ただ遊んでるだけだったり
頭の悪い会議をしてるだけなので
緊張感が全くありません


てか、映画の中でのループの扱い方もすごく下手なんですよ

初めてののループの日に
すぐにループしてることを理解して仲間と団結
靴紐ほどけてるだとかレモン買ってくるだとか日常の細かいことに気づいたり
なんかズレてるんですよね

普通なら1回ループしただけじゃ混乱するだけで
2、3回目でやっと理解するくらいがリアル

日常の些細なことなんて何度もループするから気づけるわけで
1回のループで気付けるなんてどんだけ記憶力いいんだよと思う


6人全員がループしてる記憶を共有してる上に
6人の世界だけで物語が進んでいくので
ループしてる人間と周りとのズレの面白さみたいなのも出せてない

ループもの特有の孤独みたいなのが全然ないのもつまらないですね

ループの制限や期限もなく
何回死んでも無条件でやり直せたりもするから
終始、全く緊張感が生まれていません

終盤になると申し訳程度に
怪物に食べられると存在が消える
みたいな設定が唐突に付け足されるけど
スゲー下手だなと思った

この映画って
ループ設定がなくても全然成り立つと思う

例えば
夏休みの期間中に深夜になるとカラダ探しをさせられる
という設定でも支障ないですよね

むしろ、夏休みが終わるとみんな死ぬ
みたいなタイムリミットを設ければスリルも生まれるでしょうし


ループ設定をやるならやるで
助かるのは1人だけ
みたいな条件があれば緊張感が生まれて
裏切りとか友情の深まりとか
物語も面白い方向に展開できたと思う

自殺してリセットとか1回くらいやってほしかっですよね
クリアしたら記憶が無くなるって話になったとき
クリア直前に主人公が自殺でリセットする伏線なのかと思ったけど
そんなことは全くなかった


ホラーとしても青春としても微妙

ホラーに関しては
序盤は勢いがあるし怪物の見た目も怖いしで
そんなに悪くないなと思ったけど
ここがピークで後は尻すぼみ

最初にエンジン全開にしすぎかな…
もっと出し惜しみすべきだったと思う

途中からは青春ばかりでホラー要素は薄まりますし
終盤は昔の特撮みたいでかなりチープでした

ループで何回も死ぬという作風なら
もっといろんな殺しかたや死にかたを見たかったというのもある
パターンが同じなので途中で飽きた

まあ、和製ホラーにしてはグロ描写は頑張っていて
そこには好感持てましたけど


なら青春群像劇が面白いのかと言うと
こっちはこっちでクソつまらない青春ドラマです

基本的にテンプレな設定を見せつけられ
唐突に仲良くなったり恋愛したり
とことん薄っぺらい内容でした

ループする過程で人間関係を深めるエピソードなんてのもなくて
よくわからないけどいつの間にかみんな団結してる

恋愛描写も
自分に酔ったイケメンが急に橋本環奈にキスしててめっちゃ気持ち悪かった

どのキャラも表面的な設定しかなくて
最後まで感情移入なんてできるわけもなく

なんかキラキラしてる雰囲気だけの
超キモい青春ドラマでしたね


さっきも言ったけど
こういう部分が雑でテキトーだからリアリティが生まれないんです

孤独とかいじめなんかもテーマにしてるけど
本当に雑でそんな問題に全く真摯に向き合っていない

プールの授業を休んだのをきっかけにハブられるって…
なんじゃそりゃですよ

 

先生の存在意味あった?

明らかに怪しい先生がちょくちょく登場しては意味深な雰囲気を醸し出してましたが
全く意味のない存在でしたね

先生が殺人鬼ではないかというミスリード(そもそも、殺人鬼を探す話ではないのでミスリードにすらなっていない)のためだろうけど
それが見え見えなので全然効果がない
案の定、悪い人ではなかったです

で、実は昔カラダ探しに参加してたとか言い出します
でも、肝心なことは全く覚えていないという…
マジでなんのための存在だよ

こんなやつ出す必要ないよね

 

腕力で怪物をボコボコにする橋本環奈

最後の頭を棺桶に納めれば終了というとこで
急に橋本環奈がめちゃくちゃモタモタします
全然、頭を棺桶に入れないのてすごくイライラする

そして、やっと動き出したと思いきや
棺桶に頭を入れるのではなく
今まで散々苦戦していた怪物を鉄パイプでボコボコ殴る
とにかく殴る
そして、複数人で戦っても倒せなかった怪物を1人で倒してしまいます

いやいや…
今までやってたことはなんだったんだよ
全部ぶち壊しだよ

いくらなんでも頭悪すぎるだろ
この展開

なんでこれでいいと思ったの?


でも、正直言ってここには笑ってしまったので
これに関してはちょっと好き

 

まとめ

個人的にはあまり好きではなかった映画
何から何までリアリティが無さすぎるのはちょっとね…

脚本家がやっつけ仕事でストーリー考えたのかな?

ホラー部分をそれなりに頑張ってただけに
もったいないなとも思わされた

いろいろ文句は言ってしまったけど
橋本環奈が怪物をボコボコにする姿を見て
少し満足してしまった自分もいる

 


カラダ探し 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

ウザいネット広告の話

どうもきいつです

今やネット上に溢れている様々な広告
YouTube、ニュースサイト、SNS、スマホアプリ、ブログ
ありとあらゆるものに広告がついています

このネット社会では必然的にネット広告が目に入る
もはや見ることを強制されているようなものです

広告をきっかけに購買意欲をそそられ
つい何かを買ってしまうこともあります

必要なものであれ不必要なものであれ
買わされてしまうのであれば
それは広告が広告として機能してることの証明でもある

しかし、この世の中には
これ広告の意味あるのか?
と、思ってしまうほど質が低く
むしろ、見ることで不快感やストレスを感じさせられてしまうウザい広告もたくさんあります
ほぼ詐欺のような広告もちらほら


今回は
そんなウザい広告を挙げていき文句を言いたい

 

1.邪魔なバナー広告

ブログやニュースサイトを見ているとよく目にするのがバナー広告

本文の途中やサイトの定位置に差し込まれていることが多いです
このブログにもバナー広告が貼られています

多少のバナー広告は大して気にはならないんですが
広告が多すぎるとウザくなりますよね
スクロールしては広告
スクロールしては広告
スクロールしては広告
みたいに、常に広告が目に入ると鬱陶しい

クリックさせれば広告収入が入るからなのは分かるけども
限度があるだろ

1番ムカつくのが
スクロールしてもついてくる広告と
ページを開いたときに全面に出る広告
こいつらだけは絶対に許さない


2.すでに購入した商品の広告

最近は検索したワードやクリックしたサイトの情報を基にAIがオススメ商品の広告を見せてきます

それが便利なことも確かにある

しかし
Amazonや楽天を使いネット経由で購入してるものもあるわけじゃないですか
もちろん検索したりクリックしたりしてるわけですよ

するとAIは「おっ?この人はこういう商品に興味あるんだな?」と
ここぞとばかりに類似商品をオススメしてきます

テレビ、パソコン、冷蔵庫…
いや、そんなもん同時期に複数購入しないから

ましてや全く同じ商品をオススメしてくるなよ
ゲームとか漫画とか1つあれば十分だから

シャーペンの芯とかトイレットペーパーとかならわかるよ
消耗品だから

ホントにAIって馬鹿だよね


3.キモい美容系広告

これはコンプレックスを煽るような広告なんですけど
とにかく見た目がキモいんですよね

「角栓がごっそりとれます」「目の下のブヨブヨがとれます」「歯の黄ばみがとれます」
みたいなのをよく目にする

鼻の角栓のやつなんて
明らかに合成のブツブツみたいなの
あれめっちゃキモいんですけど

歯の黄ばみのなんて
歯の黄ばみをめくってるみたいな写真
どういうことだよ?
黄ばみをめくるという発想はなかった…

とにかくビジュアル的にすごく不快
明らかに詐欺まがいなのは明白で
こんなの誰がクリックするんだよと思うんですが
クリックする人もいるんでしょうね…


4.エロサイトじゃないのに出てくるエロ広告

エロサイトを見てる時に出てくるエロ広告は全然問題ない
ただ、エロサイトじゃないサイトに出てくるエロ広告は大問題

漫画アプリの広告とかで多いけど
そのアプリ内で配信されてる漫画の中のエロい場面をピックアップしてる感じなのかな

アプリ自体は健全なものなので普通のサイトとかでも広告が表示されているんだと思う

まあ、エロい方がクリックされる率が高まるんだろうと思うよ

でも、普通のサイトを見ている人間からすれば迷惑この上ない

例えば
電車の中でスマホを見ているとしましょう

こっちは普通の健全なブログを読んでいるわけです
エロサイトではないので電車の中でも堂々と見ています
しかし、突然エロい広告が現れる

その時、たまたま隣に座っていた女子高生が僕のスマホの画面を見る
そうなれば女子高生に
「こいつ電車の中で堂々とエロサイト見てるよ…。絶対に童貞じゃん…。どうせこんなやつハゲだしデブだし不細工だし。キモっ。死ねよ。」
と思われてしまうことは必至

僕は女子高生からキモい男と認定されてしまいます
最悪です

この責任をどう取ってくれるのでしょうか?


5.ゲームのデモプレイがめっちゃ下手

動画系の広告でよくあるのがゲームの広告
中でも、そのゲームのデモプレイを見せる広告は基本的にウザい

デモプレイがとにかく下手だし頭悪いんですよ
めっちゃイライラする

ピンを抜いて宝物目指すやつとか
ひし形の枠内にピースをはめるやつとか
パズル的なゲームに多い

あとは
塔に敵が配置されていて、レベルの低い敵を倒すとレベルが加算されるやつとか

めちゃくちゃ簡単なのにすぐゲームオーバーになる

下手なプレイを見せることで自分でやりたいと思わせる魂胆だろうけど
そもそも全然ゲームが面白そうじゃないしね…

デモプレイ見せられてる時間も無駄だし
ただただストレスがたまる


6.無理やりゲームをプレイさせる

無料のスマホゲームなどで
ガチャを回すために必要な“石”を手に入れるために広告を見なければならないことがあります

そういう時の広告に多いのがこれ

広告のゲームを一度プレイさせることでダウンロードに繋げたいんだろうと思う

広告を見る側も“石”を貰うために否応なしによくわからんゲームをプレイせざるを得ない

全く興味のないゲームを無理やりプレイさせられるのはストレスでしかない
時間の無駄

こういうゲームはことごとくつまらないしね

このタイプの広告に出会うとため息が出る


7.無理やりプレイさせると思いきやダウンロードページ

上で挙げた無理やりプレイ広告と思い
プレイしようと画面にタップするとダウンロードページに跳ぶやつがある

マジで死ねって思う


8.クソダサファッション広告

TwitterやInstagramで出てくることが多い広告
服やら靴やら時計やらをオススメしてくるんですが
これがことごとくダサい

魔導師のローブみたいなコート
田舎のホストが着てそうなピチピチジャケット
フードをかぶるとサメになれるパーカー

なんでこんな変なファッションばかりオススメしてくるの?
AIは俺のことダサいと思ってるの?
「お前なんてこの程度のダサいファッションがお似合いだぞ」ってAIに判断されてるってこと?
俺、こんな服検索したことすらないよ?

ホントにAIって馬鹿だよね


9.ゴッド オブ ブラック フィールド

ピッコマって漫画アプリの広告
なんか最近しょっちゅう見せられる

いじめられっ子に傭兵が憑依するみたいな話らしい
何回も見てるからそれだけはわかる

この漫画を読んでないのでつまらないかどうか謎だけど

テンプレいじめ野郎のやつとフランス語マウントおばさんのやつを繰り返しで何度も見せられているので
もはや読んだ気になっている
いや読んだと言っても過言ではない

読んだ漫画を何回も見せれれるのウザいよね


10.ビビッドアーミー

このゲームの広告を目にしたことがある人は多いのではないでしょうか
美少女キャラを全面に押し出している広告をよくめ目にします

テレビでCMをやってるのも見たことある気がする
人気アイドル(日向坂46とか)が起用されてることもある
それなりに広告にお金をかけられているのはわかります

その結果、知名度はかなり高いと思うけど…

で、結局このゲームどんなゲームなの?

 


とにかくウザい広告消えてほしい

ただでさえ広告を見るのは面倒で
ストレスを感じたり時間を浪費させられたりするわけですよね

なので、せめて質の低い広告だけでも消えてほしい
どうにかして偉い人


あと、AIもっと頭良くなれ

AIに人間の仕事が奪われるとか
AIが人間を支配するとか言うけども
そんなのあり得ないわ
だってこいつら馬鹿だもん

同じ商品とクソダサファッションをオススメしてくる間は安泰ですね

 

 

映画「FALL/フォール」感想 手汗やば

どうもきいつです


スリラー映画「FALL/フォール」観ました

地上600メートルの超高層鉄塔の頂上に取り残された2人の運命を描いたサバイバルスリラー

監督を務めるのはスコット・マンです

 

あらすじ
フリークライミングの落下事故で夫を亡くしたベッキーは悲しみから抜け出せずにいた
そんなある日、親友のハンターが
今は使われていない地上600メートルのテレビ塔へのクライミングをベッキーに持ちかける
2人は老朽化した梯子を上り塔の頂上にたどり着くが
梯子が崩落し頂上に取り残されてしまうのだった

 

感想
アイデア1本勝負のB級映画と思いきや
練られた脚本に最後まで飽きずに観れました
最後までヒヤヒヤさせられっぱなし
気づけば手汗がビッチョリ

 

予告を見て気になったので観てきました

正直言うと
そこまで期待はしてなかったんですが
想像以上に面白かったですね

塔の頂上に取り残される
という、たった一つの設定で
ここまで面白くできるんだなと思わされる1本でした

 

まずはじめに
やっぱりこの映画は映画館の大画面で観るのがいいかと思います

塔の頂上から見下ろす広大な景色は大画面だと臨場感を存分に味わえる

老朽化した塔の軋む音や上れば上るほど強くなる風の音など
音による臨場感も映画館だとより体感できる

映画館の大きなスクリーンなら
映像や音から感じれる恐怖が倍増するのではないでしょうか

 

そして、本作はストーリーもなかなか面白くて引き込まれる

根本的には
塔の頂上に取り残され、こそからどう脱出するか
ってだけの物語
予告でやってることが全てではあります

ただ、そんな1つのシチュエーションの中で
飽きないように観れる作りになっています


序盤は鉄塔に登り始めるとこからなんですが
ここからすでに緊張感があってどんどんと映画の中に引き込まれていく

特に大きなトラブルは発生しないけど
老朽化した梯子がガタガタいってるだけで恐怖心が煽られる

そもそも、こんな錆びだらけでボロボロな上に
剥き出しの骨組みだけの鉄塔が
600メートルの高さで倒れずにいれるのか?
物理的に可能なの? 無理っぽくない?
スカイツリーとほぼ同じ高さですけど…

この塔の存在自体が不安そのものですよね

そんな、塔を登っている場面が
ジェットコースターで言う、カタカタとゆっくりてっぺんまで登っている時のようで
何も起きてないけど
恐怖心がどんどんと高まっているような感覚に陥ります


梯子が落ちて頂上に取り残されてからも
尻すぼみにはなっていかず
ここからもどんどんと引き込まれていきます

主人公たちが脱出を試みるという
こういうジャンルではありがちな展開ではあるけど

よくある
ただケンカするだけとか
登場人物がバカすぎるとか
ご都合主義で上手くいくとか
そんな簡単な展開には逃げずに知的な脚本になってるんですよね


本作で面白いのは
とにかく主人公たちに厳しいドSな展開が多い

主人公たちが試行錯誤したり命を懸けたりして様々な方法を試みます
そして、希望を見せるんですよ
主人公たちに助かるかもしれない
と、思わせる

そこから一気にドン底に突き落とすわけです
これでもかと言うほど主人公たちに地獄を見せつけます

光を見た後に味わう地獄ほど辛いものはない

そんなものを見せられると
観客側もやはり
最悪なことがいつ起きてもおかしくない
と、ヒリヒリと緊張感を感じ続けます
終始、スリルがあるんですよね

手付けば手汗がすごいことになってる

 

で、それだけでなく
そこにエッセンスとして人間ドラマもちょくちょく入ってきます

取り残されたベッキー、ハンターと亡くなったダンの3人の関係性
ベッキーと父親との親子間の問題
ベッキーとハンターの友情など

そんなに深いドラマではないけど
これがあるから物語にメリハリも生まれていて
上手く興味が持続するようになっている

脱出を試みる姿だけを見せ続けられても
やっぱり飽きてくると思いますしね


さらに、本作は
前半の言葉や出来事が後々の展開に生きてくる
全体の繋がりが考えられた作りになっています
伏線回収ってやつです

唐突な展開なんかはなく
観ていてもあまり引っ掛かりがなくスムーズに物語が進んでいく


特に上手いなと思わされたのが
映画でよくあるご都合主義を逆手に取った衝撃展開

この映画は基本的にご都合主義にならないように作られてるんですが
1ヶ所、明らかに上手く行き過ぎな場面があるんですよ
観ている方もそこに違和感を感じる

しかし、終盤のとある展開で
このご都合主義に納得させられる
なるほど
と、思わされます

しかも、これがなかなか衝撃的な展開でもあるので
上手い見せ方だなと思う

他にも細かいところでいろいろ伏線を張って
要所で回収してましたよね
ドローンの充電とか
ハゲワシのやつとか
最後のスマホ落としとか


予告を観る限りじゃ
アイデア一本勝負のB級映画に思ってしまってたけど
以外と知的に練られた映画だったので
ちょっと得した気持ちになった


あと、他にこの映画で記憶に残ったことと言えば…
主人公2人のおっぱい

 

ただのB級映画と思いきや
蓋を開けるとなかなか完成度の高い映画でした

映画館で観れば
映像や音によるスリルも満点で最後までヒヤヒヤだと思います

高所恐怖症の人は観れないかも…

 

 

映画「キラーカブトガニ」感想 なんかよくわからんけど好き

どうもきいつです


ホラー映画「キラーカブトガニ」観ました

凶暴化したカブトガニが人間たちを襲うモンスターパニック
カルフォルニアの町で人食いカブトガニが大暴れします

本作が長編監督デビュー作となるピアース・ペロルゼイマーが監督を務め
制作、脚本、編集も一手に手掛けています

 

あらすじ
カルフォルニアのとある海辺の町で
不審な事件が続発し人の死体が次々に発見される
人々を襲ったのは凶暴化したカブトガニだった
町で平穏に暮らすフィリップたちは
人食いカブトガニたちとの戦いに挑むことになる

 

感想
勢いで作っただけのようなアホな映画
最後までずっと笑わされました
なんかわからないけど画面から楽しさが伝わってくる
好き

 

明らかにプンプン臭ってくるB級な雰囲気に惹かれて観てきました

思った通りに完全なB級映画で
とても楽しんで観れました

本作は紛れもないB級映画なので
ちゃんとした映画を観たい人からすれば
くだらないクソ映画でしかないと思う

低俗、下品、グロい、ショボい
不謹慎でギリギリアウトっぽい描写もしばしば…
こんなの嫌いな人もいるでしょう

まあ、そんな人はわざわざこんな映画チョイスして観ないだろうけど

僕はこんなくだらない映画は大好物で
本作はそんな中でも特に好きな部類の作品でした

 

まずストーリーですが
この映画はストーリーなんてないと思ってください

急にカブトガニが襲ってきてそれと戦う
それだけの映画です
大した人間ドラマも描かれません

その上、支離滅裂で
なんでそうなる!?
さすがにそれは無理あるだろ!?
みたいなことも多々あります

なので
やっぱりちゃんとした映画が観たい人にはおすすめできませんね
よくわからん変な展開にイラつくかも

逆にそこを笑い飛ばせる人はこの映画を楽しめると思います

 

そして、本作はかなりチープな映画でもあるので
正直、ショボいです

これもやはり
ちゃんとした映画を観たい人からすれば気になる点でしょうね

カブトガニは明らかに作り物
カブトガニの進化形態は明らかに着ぐるみ
終盤のCGは明らかなCG

ビジュアル的にはリアリティなんて全然ありませんから
アバターみたいな映画を求めていれば
バカにされた気持ちにしかならないでしょう

ただ、このチープな手作り感を楽しめれば
笑えるだけでなく
この映画に愛嬌を感じて絶対に好きになれます

進化形カブトガニは特撮のスーツみたいだし
デザインも格好いいのでかなり好き
これはポケモンのカブトプスがモチーフらしい

チープなもの続出で
これが嫌いと言う人も多いだろうけど

僕はこれを理解できない人とは相容れない

 

登場人物も魅力的です

主人公は頑張ってるし
ヒロインは可愛いし
お兄ちゃんはカッコいいし
ヒロインのお母さんはエロいし
みんな好感を持てるキャラクターです

中でもラドゥが最高ですね

正直言うと
主人公含めメインのキャラの名前すら忘れてしまったけど
ラドゥだけはしっかりと記憶に焼き付いた

最初はただの厄介者でやべー奴なんですが
最終的にも厄介者のやべー奴でした

とは言え
言動がめちゃくちゃで頭おかしいけど
可愛さがあって嫌いになれないですしね
すごくいいキャラ

はじめは軽い扱いを受けてる上に言動もすごく小者なので
すぐに死ぬ雑魚要因と思いきや

むしろカブトガニめっちゃ倒すし
なんか強い
最後まですごく活躍する

てか、ラドゥしか活躍してない
ラドゥが主役と言っても過言ではない

エンドロールの歌もラドゥが歌ってるし
カブトガニの声もラドゥだし

この映画はラドゥでした

でも、よく考えると
ラドゥのキャラ設定ってギリギリアウトな気も…

 

で、結局この映画が魅力的なのって
愛が溢れてるからだと思うんですよね

ストーリーなんて大して練られた内容ではないし
映像的にはチープ以外の何ものでもない

完成度の高い素晴らしい映画ではないけども
それを補うほどの愛は感じれます

監督が自分の好きなものややりたいことを全部詰め込み
みんなで楽しんで映画を作っているんだろうな
というのが本作を観ているとひしひしと伝わってくる

だから観ているだけで楽しくなってきます

カブトガニが町で暴れている場面は「グレムリン」をやりたかったんだろうな
というのがわかるし

終盤の展開は
日本の怪獣映画やロボットアニメなんかが好きなんだろうな
というのが伝わる

いろいろと詰め込みすぎて
強引で支離滅裂で急展開になってるのは間違いないけど
それがこの映画の面白さであり魅力でもある

その愛が故に
最初から最後まですごく楽しい映画なんですよね

B級映画の良さってそこにあって
だからこそ僕はこういう映画が好き

作品を作るための行動原理は
楽しいとか好きとか
そういうところにあると思う

この映画は
そんな原点のようなものを感じさせてくれました

 

バカらしいクソ映画なので観る人は選びますが
こんなクソ映画を愛せる人には最高の映画だと思います

オススメしたところで理解されないかもしれない
クソ映画だとツバを吐きかけられるかもしれない

だから僕はこの映画を
密かに心の中の宝物としてしまっておく

 

 

本日、オススメしたい何か ゲーム「スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー」

どうもきいつです


今回、オススメしたいのはゲーム「スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー」です

1995年に発売されたSFC(スーパーファミコン)用の横スクロールアクションゲーム
スーパードンキーコングシリーズの第2作目
ディディーコングとディクシーコングを操作し
捕らわれたドンキーコングを救うためキャプテンクルールに挑みます


古いゲームですがSFCの名作ゲームの1つです
子供の頃はやり込んでいました


このゲームは素晴らしい要素がたくさんありますよね

1995年のSFCのゲームでありながら
グラフィックは今のゲームと比べても見劣りしないレベルのクオリティ

当時はPlayStationやセガサターンなどのSFCよりスペックの高いゲーム機もありましたが
それらのゲームと比べても全く劣っていない
てか、勝ってる

そもそもSFCであの美しいグラフィックはおかしい
もはやオーバーテクノロジー
このゲームはオーパーツです

それほど映像は美麗で魅力的
今の時代にプレイしても古臭さは感じないと思います


難易度に関しては
鬼畜です

難しすぎて心が折れるレベル

初見だと100%死ぬ箇所がたくさんある
いや、初見でなくパターンを覚えていたとしても死ぬ
ラスボスのぐるぐる回る鉄球とかなんなん?
クリアさせる気ないだろ

まあ、だからこそやり込んでしまうし
1つ1つのステージをクリアした時の達成感も半端ないです
精神力も養われます
ステージをクリアするごとに自分の成長を実感できる


そして、なんと言っても音楽です
デイビッド・ワイズが手掛けるBGMが素晴らしい
素晴らしすぎてサントラ手に入らないですから
一般庶民には手が出せない値段になってる

そんな音楽もゲームをプレイしたら存分に味わえます
何度も死ぬから嫌と言うほど聴けますし

でも、鬼畜難易度が紛れるほどの名曲揃いなわけですよ

特に“とげとげタルめいろ”の曲は本作をプレイしてなくても知っている人は多いんじゃないでしょうか

 

Nintendo Switch Onlineに加入していればスーパーファミコンのゲームを遊べるので
Switchを持っていればこのゲームもプレイすることができます

昔のゲームですがSFCやソフトをわざわざ購入しなくてもいいので
比較的、手を出しやすいのは嬉しいですね


難易度はイカれてるけど
それ含めて魅力的なゲーム
Switchを持っているなら是非やってみてほしいです

 


Nintendo Switch Joy-Con(L) ネオンブルー/(R) ネオンレッド

 

 

映画「トロール」感想 これはノルウェー版のゴジラ

どうもきいつです


アクション映画「トロール」観ました

突如ノルウェーの山で目覚めたトロールによる被害を防ぐため
それに立ち向かう人々の姿が描かれます
2022年12月よりNetflixで配信されているノルウェーの作品

監督を務めるのはロワール・ユートハウグです

 

あらすじ
とある山でトンネルを掘削する作業中に事故が起こり
作業員や抗議者たちが何人も命を落とした
その後もノルウェーの各地で不可解な破壊現象が発生する
ノルウェー政府に呼び出された古生物学者のノラは事件の解明に挑むことに
そして、ノラの前に巨大なトロールが姿を現すのだった

 

感想
やってることは完全に王道の怪獣映画
ノルウェーの大自然の中に巨大な怪獣というのはなかなか面白いです
映像と迫力満点で最後までドキドキワクワクする映画でした

 

前から気になっていたので観てみました

この映画を知った時に思い出したのは
同じくトロールを題材にした「トロール・ハンター」
結構やってることは似ています

どちらも
神話やおとぎ話に登場するトロールが実は本当に存在して
それが現代のノルウェーに現れたら
みたいな内容です


ただ作風は全然違っていて

観てもらえばわかりますが
本作は完全に怪獣映画です

本作でのトロールの扱い方なんてゴジラやガメラとさほど変わらない
ストーリーの流れやトロール対人間の構図なども怪獣映画のそれですよね

劇中でゴジラの名が出てくるくらいだし
日本の怪獣映画にはかなり影響を受けてるように思えます

そういう映画なので
個人的にはかなり大好物
最後まで最高に楽しんで観れました

 

やはり、本作で印象的なのは大暴れするトロールの姿

序盤はなかなか姿を現しませんが
登場してからはずっと大暴れです


初登場シーンからとてもワクワクする見せ方ですよね

ただの巨岩だと思っていたものが実はトロールで
そこから小さな人間たちの目の前で起き上がり巨大な姿を見せつけます
ここは荘厳さや神々しささすら感じる

そこからは容赦なく暴れまわる
木々はブッ倒し人間はブッ殺し
人間の兵器なんて全く効かない

見た目が違うだけでこれはゴジラです

暴れっぷりが最高で
怪獣映画として本当に楽しませてもらえた

 

映像に関しても迫力満点で
普通にクオリティが高いですよね

CGも全然安っぽくなくて
むしろ、すごくリアルです
トロールも本当に存在するように見えます

アクションシーンもスリル満点な映像の連続で
アトラクション的な面白さもある

終盤の車でトロールから逃げるシーンはすごく盛り上がっていました
スピード感はめっちゃありましたし
トロールの攻撃は大迫力でハラハラしっぱなし

怪獣映画ではあまり見ない主人公個人を狙って襲ってくるってのも
スリルを出すのに一役買っていたと思います
ここはアメリカのモンスター映画って感じでしたよね

最初のトンネルの事故場面やら兵器の攻撃場面やら
全体的にド派手な映像が多く
怪獣映画要素と相まってよりテンションの上がるものになっていた

本作が配信のみの映画なのがもったいない
映画館で観ればもっと大迫力でしょうし

何よりも怪獣映画ですからね
やっぱり怪獣映画は映画館の巨大なスクリーンで観るに限るじゃないですか
なので映画館で観れないのは残念で仕方がない

これは映画館で観てみたかった

 

そして、ストーリーに関してもなかなか出来がいいと思います

基本的に王道な怪獣映画って感じで新鮮味はありませんが
全体的にテンポがとても良く
あまり無駄がないのですごく観やすい映画です

人間ドラマも普通に面白かった

ただトロールが暴れてるだけじゃなく
人間ドラマパートもそれはそれでちゃんと作られているんですよ

主人公と父親の親子愛とか
仲間たちとの絆とか
人間同士の対立とか

テンポ良く
でも、薄っぺらさを感じないほどに感情移入もできる

トロールとの戦いのアクションとドラマパートの描写とでメリハリもあり
物語に引き込まれていく
ずっとストーリーを飽きずに観ることができました

トロール自体にも切ない物語があったりして
その切なさも怪獣映画的だなと思わされたりしましたね

結末は物悲しさがあって…
ちょっと泣きそうになった

人間が原因で生まれてしまった怪獣
それを人間の手で倒す
本当に隅々まで怪獣映画ですよね

 

あとは
登場人物もみんな魅力的でした

メインの登場人物は主人公含めて4人なんですが
それぞれが個性的でにんな印象に残ります

4人とも立場も違えば考え方も違って
最初はバラバラなわけです

まともで頭のいい古生物学者、ギャグ要因の政府の人、変人扱いのお父さん、真面目な大尉
この4人のデコボコ感が見ていて楽しい

そんなデコボコ4人が
徐々にお互いを理解し団結していき
最後には思いが一つになっていく

シンプルだけど
こういうの熱くて好きなんですよ

 

他にもノルウェーならではの大自然の映像が美しく広大で見ごたえがあったり
神話やおとぎ話のトロールの設定を上手く取り入れていたり

日本の怪獣映画とは一味違ったものがあって
本作ならではの個性的な作品にもなっていました

 

映画として普通に完成度が高かったように思いますし
怪獣映画のお約束やならではの魅力もしっかり押さえている

怪獣映画が好きなら観て損はない面白さ
べつに怪獣映画が好きでなくてもド派手な映画を観たいなら
この映画を観れば十分に楽しむことができると思います

ノルウェー映画
侮るべからず

 


トロール・ハンター [Blu-ray]