何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「スプリット」感想 とにかくマカヴォイの演技がすごい


どうもきいつです




サスペンス映画「スプリット」観ました

 

「シックス・センス」「サイン」などの
M・ナイト・シャマラン監督による
サイコスリラー
誘拐された女子高生3人と
誘拐犯の解離性同一障害の男を
描いた作品です





あらすじ
高校生のケイシーはクラスメイトの
誕生パーティーに招待される
しかし、その帰りにケーシーは
クラスメイトのクレア、マルシアと共に
突然誘拐されてしまう
気付くと、3人は窓もない部屋に閉じ込められていた



感想
静かだけれど
不気味な雰囲気が
とても良かった
ジェームズ・マカヴォイの
演技がすごい



解離性同一性障害
いわゆる多重人格をテーマ
とした作品

これが、なかなか面白かったです

全体的に
淡々と物語が進んで行き
あまり激しいシーンなどは
無いんですが

心理描写が細かかったり
ミステリー的な要素もあるので
最後まで引き込まれて観てしまいました


それと
はじめはサイコスリラー的な
徐々に恐怖心や不気味さを
煽っていくような物語として
進んで行くんですが

終盤になると
急にB級のモンスターホラーのような
世界観に切り替わるのが
意外だったし結構面白かったです



そして
この映画の見どころと言えば
多重人格の男を演じた
ジェームズ・マカヴォイだと思います

マカヴォイと言えば
「X-MEN ファースト・ジェネレーション」などの
チャールズことプロフェッサーX役などでも
有名です

今回は
多重人格という
かなりクセの強い役を
演じているんですが

すごく良かったです

子供から女性
潔癖症の男
さらには怪物

それぞれがそういう人間に
見えるし
存在するように感じれます

しかも、個々を別々に演じている
というわけではなく
1人の人間というのが分かるんです

それが1番分かるのが
人格から人格への切り替え
これがすごく自然で
その上、誰から誰へ切り替わった
かが分かる

言葉を発していなくても
今はこの人格だな
ってのが分かるんですよね

しかも、全然大げさに
演じているわけでもないんですよ

ちょっとした顔の表情や
体の仕草なんかで
表現しているんじゃないでしょうかね

単純にすごいなって思いました



誘拐される高校生
そして、本作の主役でもある
ケイシー役のアニャ・テイラー=ジョイも
すごく魅力的でした

まず、顔がとても良いと思う
ちょっと目が離れているのが
なかなか個性的で
ミステリアス感がある
でも、愛嬌があって可愛いです

さらに、なんか只者ではない感もある
一緒に誘拐された子たちと
比べても
オーラがあるというか
心の中に何かを秘めている人間
って雰囲気が出てると思います

女子高生役なんですが
なんかエロさもすごくあったと思う
可愛い見た目なのに
色気もある

この子から目を離せなくなる
っていう不思議な魅力がありました



ストーリー的には
全てを語っていない
というところが
個人的にはかなり好きです

人によっては消化不良で
意味わからない
って思う人もいるかもしれないですが

物語の中で
いろいろヒントになるような事も
散りばめられていますし

言葉以外で説明しているところも
たくさんあると思います

そして、あえて観客に答えを
委ねている様にも感じます

だから、考察の余地があるし
想像力が刺激され
観終えた後も楽しめる

2回、3回観ても楽しめる映画
なんじゃないでしょうか



そして、最後に衝撃の展開的な
ものが用意されているんですが

これは、今となっては全然衝撃じゃないです
僕も知った上で観ましたし
そんなに重要なことでもないと思います

公開当時も
これに驚いたのって
シャマランファンだけだったと思いますし

まあ、オマケ程度ですね



なかなか、面白い作品でした
観てる時も良かったですが
観終えた後も
いろいろ考察できて
楽しい映画でした
この後の展開も
気になります





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