どうもきいつです
ホラー映画「サスペリア」観てきました
1977年の映画「サスペリア」のリメイク作品
ダリオ・アルジェントの傑作ホラーが
大胆なアレンジと共に復活しました
オリジナルとは異なる視点で
描かれた作品になっています
あらすじ
1977年、ベルリンの世界的舞踏団に
入団するため
アメリカからやってきたスージー・バニヨン
彼女はオーディションで
カリスマ振付師マダム・ブランの目に留まり
すぐに大きな役を得る
しかし、彼女の周囲では不可解な出来事が
続出しだした
感想
はっきり言うと
面白くはない
内容もよくわからないし
つまらなく感じた
でも、終盤のあのシーンで
一気に心を持っていかれました
1977年のオリジナルの「サスペリア」
これも面白くなかった
でも、センスだけで
最後まで見せられてしまった
芸術的な面がとても強い作品でした
唯一無二の映画だと思う
これがリメイクって
どんな映画にするんだろう
と思っていたんですが
こんな映画になりました
でも、リメイクするなら
このやり方が正解じゃないですかね
オリジナルが
ダリオ・アルジェント監督の芸術性を
見せつける作品
だとしたら
本作は
ルカ・グァダニーノ監督の芸術性を
見せつけた作品
そんな風に感じました
ホントにこの映画
面白くないですよ
ホラーだけど怖くもない
ストーリーも良く分からないし
物語に緩急がないから退屈だし
いろいろメッセージが
込められているんだろうけど
抽象的で上手く読み取れない
結局どういうこと？
って感じで終わっていきます
そして、上映時間が
結構長い
正直、観終えた時は
疲れていました
でも、この映画すごい
と思わせる
謎の説得力があります
所々で普通じゃないものを
見せてくれます
異常な世界を見てしまっている
そんな感覚になる
さらに
この映画どういうことなんだろ
よくわからないな
つまらないな
しんどくなってきた
と思っていたら
終盤にあのシーン
ここで完全に気持ちが持っていかれました
今までの事なんか一切忘れて
この映像に見入ってしまいます
それくらいインパクトがあるし
常軌を逸した表現
説明したいけど
言葉で説明できないですよ
でも、観たらわかると思う
この映像を観れただけでも
観て良かったなと思えました
あのシーンが頭から離れない
現代芸術ってヤツですかね
オリジナルと本作を比べてみると
リメイクとは言っていますが
全く別物です
ストーリーも
大まかには同じかもしれませんが
全然違うと言ってもいいと思います
オリジナルは中身カラッポの
作品だったんですが
本作は中身は詰まっています
ただ、その中身が抽象的で
あまり理解できませんが
あまり理解できませんが
設定もいろいろ変化していて
バレエ学校ってのが
コンテンポラリーダンスの舞踏団に
変わっていたり
そして、ビジュアル面や映像表現も
全然違う
オリジナルの強すぎるくらいの原色を
使った色彩表現とは
打って変わって
本作は色調を抑えた無彩色に近い表現
だからこそたまに映る赤が
とても映えます
さらに今回はかなりゴアな表現が多い
血は飛び交うし
見てて痛くなるシーンは多いですね
体がバキ！ボキッ！ってなるところは
マジで痛い
音楽なんかも全然雰囲気が違っていました
オリジナルも本作も
どちらも芸術作品で
どちらも面白くはない
これが唯一の共通点ですかね
結局、「サスペリア」をリメイクするには
この方法しかないですよね
オリジナルの作風をコピーした
作品にしていたら
ショボい偽物映画に
なっていたと思うし
映画的に面白く
ちゃんとしたホラーに作られたら
それはそれでなんか違う
ってなってたと思います
結果的にとても魅力的な映画に
なっていました
それにしても
よくわからない映画だった
どういうことだったんでしょうか？
結局、スージーは救世主的な存在だったのか？
でも、違うような気もする
わからん
まあ、すごい映画ではあります
エンターテイメントではないので
面白くはない
それでも、あのシーンは圧巻だし
見応えはあります
オススメできない系の映画ですね
これは
僕は結構好きです
