何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「ドクター・ドリトル2」感想 この映画は吹き替えのほうが面白いかも

f:id:kiitsu01:20200316210817p:plain

どうもきいつです


コメディー映画「ドクター・ドリトル2」観ました

前作「ドクター・ドリトル」のヒットを受けて
製作された2001年のコメディー映画
前作で動物と話すことができる医者として
有名になったドリトルが新たな騒動に巻き込まれる

監督はスティーブ・カーが務め
主演は前作同様にエディ・マーフィーです

 

www.nanimokamogakokkei.com

 

あらすじ
動物と話しができることが世間にしれわたり
ドリトルは日々忙しく過ごしていた
そんなある日、森のビーバーからメッセージが届く
それは、人間により森の木々が伐採され動物たちの居場所が脅かされているというものだった
ドリトルは森の開発を中止させるため
絶滅危惧種のメス熊に子供を作らせ法的に森を保護しようと思いつき
同種のオス熊サーカス育ちのアーチを見つけ出す

 

感想
真面目に観たらおかしなところがいっぱいある
ドリトルが医者として活躍していなかったり
メッセージは子供だましだと思うし…
でも、軽い気持ちで観たら笑えるし楽しめる
それに、なんと言っても動物が可愛いから多少のことは許せます

 

前作「ドクター・ドリトル」に続きテレビで放送されていたので観てみました

「ドクター・ドリトル2」はたぶん観たことない
今回はじめて観たと思います

本作も前作同様に軽いノリが楽しい映画だったと思う
そして、前作同様に子供だましの微妙な映画でもあると思う

ただ、個人的には本作も結構好き
ドリトルと動物たちの会話のやり取りが面白いし楽しめました
動物たちもみんな可愛い
特に今回は熊のアーチーがめっちゃ可愛かった

単純に熊が可愛いというのもありますし
アーチーのキャラクターが愛嬌あって癒されるんですよ
フワフワした性格がとても可愛い


正直言って、感想は前作とほとんど変わらないです
人間ドラマや起きている出来事は変わってるんですけど
ほとんどやってることは同じだと思う

ドリトルが動物を救うために奮闘し
家族との絆のドラマも描かれて
そして、バカバカしい会話で笑わせる

そのどれもが若干レベルが低くて微妙な気もしてしまうけど
軽い気持ちで観れば笑えるし楽しい


普通は続編になると
以前よりもよりパワーアップした内容であったり
マンネリ解消のために少し方向性を変えてたりするもんで

その結果、前作より面白くなったり
逆につまらなくなったりするんですが

本作の場合は
別に面白くてなってもいなければつまらなくもなっていない

最後まで観終えても
前作を観たときとほぼ同じような気持ちになった

良いと思う部分も前作と変わらないし
悪いと思う部分も前作と変わらない

だから書くことがほとんど無い

前作「ドクター・ドリトル」の感想で僕が書いたことがそのまま当てはまるんじゃないかと思うほど

だから、何を書こうかとも思ったんですが


本作を観てあらためて思ったことがあります

この映画
たぶん吹き替えのほうが面白い

逆に字幕で観たらそんなに面白くないかもしれません

それほど日本語吹き替えの声優の演技が素晴らしい

「ドクター・ドリトル2」に関しては吹き替えがいくつかあるみたいですけども
僕が観たのは山寺宏一がドリトルを演じている
テレビ朝日版でした

この映画は山寺宏一が吹き替えをやってるから面白いんじゃないか
とも思えてくる

あのテンポのいい喋り
すごく聞き心地がいいです

感情の表現とかも素晴らしいし
コミカルな演技も完璧
彼の喋りで感情が揺さぶられる
そして、笑わされる

何より、なんかすごくアメリカンな雰囲気がでますよね
山寺宏一が吹き替えをやっていると
俺、今洋画観てる
って気持ちにさせられる

もし、他の声優がこの映画の吹き替えをやっていたら
ここまで「ドクター・ドリトル」の魅力を引き出せたのでしょうか?


そして、山寺宏一だけでなく
熊のアーチーを演じている山口勝平も素晴らしい

ただでさえ可愛い熊のアーチーですけども
その可愛さを100%以上に引き出していると思う

熊の動きや仕草と山口勝平の声がリンクしすぎている
とにかく可愛すぎるんですよ

フワフワしたマイペースな雰囲気を
完璧に声で表現しています


カッコいいキャラはクールで超カッコよく
コミカルなキャラは滑稽でバカバカしく
可愛いキャラは胸を締め付けられるほど愛くるしい

こんなにも変幻自在に声を操れる山口勝平スゲーなって思わされますよね
今さらですけど


この映画だけではなく
海外のコメディー映画って吹き替えのほうが
笑いやすいのかもしれませんね

字幕で観るなら
英語がわからなければ文字を読むしかなくて
細かい言葉のニュアンスはわかりにくく
文字だと冷たく感じたりもすると思うし

英語が聞き取れたとしても
日本で生まれ育った人間だったら文化や感覚の違いであまり笑えないこともあると思う

でも、吹き替えなら日本人にもわかりやすく噛み砕いた表現もしてくれたり
言葉の雰囲気や強弱もよりわかりやすく感じ取れる

見た目で笑わすようなものは万国共通かもしれないけど
言葉で笑わすとなると
やっぱり日本人なら日本語が一番笑いやすいと思います


それに本作のような映画を観れば
声優のすごさも感じれますしね

本作は冷静に観れば中の下くらいの
かなり微妙な映画だと思いますけども

日本語吹き替えのセンスがいいから
元の映画より面白さが絶対に底上げされている

この映画だけでなく
吹き替えだからこそ魅力がアップしている洋画は
たくさんあると思います


よく、字幕と吹き替え
どちらがいいのかの論争が起きますけども

こんな映画を観れば
吹き替えは吹き替えで違った魅力を感じれて
別物の作品になってるようにも思える


どちらがいいのかと言うよりも
字幕と吹き替えどちらがいいのかっていうのは
作品によっても違ったり
観る人によっても違ったりすると思うので
一概にはっきりと分けることはできない

絶対に字幕
絶対に吹き替え
と、どちらかに決めてしまうのはもったいないですよね

吹き替えだからこそ面白い映画もある
それほど日本の声優の能力はすごいということです

 

書くことが無さすぎて
ほとんど本編と関係ない話になりましたが

結論は
この映画自体は大したことない映画ですけど
吹き替えなら面白く観れると思います

軽い気持ちで観れば笑えて楽しい
そして、熊がめっちゃ可愛く癒される

僕はこの映画が結構好きです

 


ドクター・ドリトル トリプル・パック (初回限定生産) [DVD]