何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

本日のオススメしたい何か ドラマ「First Love 初恋」

どうもきいつです


今回、オススメしたいのはドラマ「First Love 初恋」です

2022年11月よりNetflixで配信が始まった全9話のNetflixオリジナルドラマ
とある男女の出会い・別れ・再会が20年の時の流れと共に描かれます

宇多田ヒカルの楽曲「First Love」「初恋」からインスパイアを受け制作され
主演を務めるのは満島ひかり、佐藤健です


なんとなく観始めたんですが
これがなかなか面白く最後まで観てしまいました

個人的にラブストーリーはかなり好き嫌いが分かれるんですけど
本作は好きなタイプのラブストーリー

単純にストーリーは面白かったし
登場人物たちにも感情移入できたし
最後まで見入ってしまいました


特に脚本が上手いと思わされましたね
続きが気になる作りで一気に最後まで観たくなるやつです

謎の散りばめ方や伏線回収なんかも上手く
最初は掴み所のないない物語が
最終的には1つの形にまとまっていく

バラバラのパズルのピースを少しずつはめていき最後には綺麗な絵が仕上がる
みたいな気持ちよさのあるストーリー


ストーリーの仕掛けだけでなくドラマもしっかりと描いていて
謎が多い時は何を考えているかわからない登場人物たちですが
伏線回収に伴って登場人物たちにどんどんと感情移入もしてしまいます
この作りも上手いなと思わされる

映像や演技もチープさは全く無く映画のようなクオリティでした


完成度の高いドラマが好きなら本作はとてもオススメです

ハッピーエンドで観終えた後の満足度も高い
夏帆はちょっと可哀想だったけど…

 

 

映画「THE FIRST SLAM DUNK」感想 別のSLAM DUNK

どうもきいつです


アニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」観ました

1990~1996年まで週刊少年ジャンプで連載されていた「SLAM DUNK」の映画化作品
原作終盤の山王戦を中心に物語が描かれる

原作者の井上雄彦が監督と脚本を手掛けています

 

あらすじ
かつて弱小チームだった湘北高校バスケ部はインターハイに出場するまで成長し
2回戦で超強豪高である山王工業高校との戦いに挑もうとしていた

 

感想
原作「SLAM DUNK」の1エピソードを映画化した作品だけど
ただの映像化作品では終わっていなかった
原作を知らなくても理解できる映画になっています
逆に原作を知ってるとノイズが多くなるかも

 

26年を経ての「SLAM DUNK」映画化
ということで観てきました

僕は「SLAM DUNK」は好きなんですが内容を忘れてたし
公開直後は本作をスルー

たまたま原作を全部読み返せる時間ができたので原作を復習し
ちょっと遅くなったけど本作を観てきました

 

概ね好評な本作で
僕も最後まで面白く観ることができましたが
原作を読んだ直後というのもあり
この映画に否定的な原作ファンの気持ちも少し理解できたりもしました

原作漫画ありのアニメ映画としては特殊な作りでしたし
人によって見え方が違ってくるのかなとも思います

 

本作の話をするとなると
やはり原作との違いの話は必然になってきます
肯定するも否定するもここが重要だと思うんですよ


1番の違いと言えば主人公ですね

原作は赤リーゼントで有名なバスケ素人の桜木花道が主役なんですけど
本作は“りょーちん”こと宮城リョータが主人公
花道の1学年上で同じバスケ部

僕は前情報を知らずに観たのでここはかなり意外でした


そんな主人公変更に伴って描かれるドラマも違ってきます

本作は原作では描かれていなかったリョータの
バックボーンや葛藤や成長などが中心になっています

原作ではリョータの家庭が描かれるどころか
家族の存在すら無かったですからね

この時点で原作とは別ものになってるわけですよ

しかし、山王戦の大まかな流れや試合結果
要所の名場面などは原作そのままで
今までアニメ化されていなかった山王戦の映像化作品にもなっています


漫画の映像化でありつつ別の物語を描いているという
今まであまり観たことない作風に新鮮な味わいを感じました


ここに否定的な人がいるのも理解できます

原作が好きな人ほど
余計な事をせずに原作通りにアニメ化しろよ
と思ってしまうのがファンの心理

実際に僕も
もっとテンポよく試合を見せてくれた方が盛り上がるのにな
とかも少し思いました

でも、これって原作を知ってるからそう思うわけですよ

 

本作の狙いはおそらく
1つの作品として観れる映画

本作がもし純粋に原作通りの山王戦を映像化しただけの作品になってたら
山王戦に至るまでの原作をちゃんと読んでる人だけが面白い映画になっていたと思う

確かに山王戦って
原作ではクライマックスで最高に盛り上がるし
めちゃくちゃ面白いエピソードなのは間違いない

でも、この面白さって
ここに至るまでの花道や仲間たちの成長
今までの試合や山王のバックボーンなど
連載漫画ならではの積み重ねがあるから

これを2時間弱の映画で表現できるなんて100%無理で
それこそ原作を復習しなければならないんですよね

これがテレビアニメ放送中のリアルタイムの映画化なら全然ありだけど
今や「SLAM DUNK」は過去の作品で
読んだことない人はかなり増えてるだろうし
昔読んでたけどもう内容忘れたなんて人もすごく多いと思う


そう考えれば
今回の映画化の狙いは正解ですよね
実際に成功して評価も高い

山王戦の試合を映像化するだけじゃドラマを作れないし
原作の知識がない人からすればバスケの試合を観てるだけになる
バスケが好きならそれだけで面白いかもしれないけど
それこそ敷居が高すぎると言うか

本作のリョータ中心のストーリーは
原作を知らない人や忘れてる人でも感情移入できるので
1つの作品として筋が通っているんですよ


それに
この映画きっかけで原作を読んでも映画にはない原作の面白さを感じれるだろうし
原作が好きな人がこの映画を観ても原作にはないストーリーを知れるし
よく考えると悪いことがあまりない

頭の硬いファン以外には好印象な映画のように思えてきた

 

そして、試合の場面もすごく良いと思います

フル3DCGになると言うことで少し不安に思ってましたけど
実際に観てみると
むしろ、3DCGで良かったなと思えます


スポーツの動きって3DCGと相性がいいのかも

動きにリアリティがあって臨場感をすごく感じました
本当の試合を観てるような気持ちにもなれます

映像化されていなかった山王戦の映像化としてもクオリティが高くて満足できる

漫画では理解しがたい細かな動きや動きの流れなんかも目で見て理解でします

「ドラゴンボール超」の映画とかでも思ったけど
キャラクターの激しい動きやカメラワークの縦横無尽さがあるアニメは3DCG向きなんですかね

日本のアニメ業界の中でも東映アニメーションが1番3DCGの扱いが上手いような気がする


個人的には山王戦のラスト数秒の描写が最高に好きで
漫画史上でもトップクラスの描写だと思ってますが
本作でもそこは上手く映像化していたんじゃないでしょうか

正直、原作は超えれてないけど
てか、超えれるわけがないですがね

 

観る前は
どうせ過去の遺産にすがったアニメだろ
みたいな嫌なことも考えてたけど

実際に観てみるとちゃんと作ってる映画だと感じさせられました

こんなタイプの映画は作ろうと思ってもなかなか作れないと思う
「SLAM DUNK」だからできたのかもしれませんね

 


SLAM DUNK スラムダンク 新装再編版 全20巻セット

 

 

本日のオススメしたい何か 漫画「デビルマン」

どうもきいつです


今回、オススメしたいのは漫画「デビルマン」です

週刊少年マガジンにて1972~1973年に連載されていた永井豪による漫画作品
悪魔の力を手に入れた不動明の戦いが描かれます

アニメや実写映画が有名ですが
僕がオススメしたいのは漫画版です

アニメのイメージでは子供向けのヒーローものだと思いますが
漫画版はなかなかすごい作品です
全く別物だと思ってください
子供には読ませられないような衝撃的な内容

最近でも衝撃的だったり残酷だったりで話題になる漫画は多いけど
そんな最近の漫画に比べても本作は群を抜いてると思います

壮絶の一言ですよね

ラストに近づくにつれとにかく衝撃で鮮烈で壮絶で壮大なわけです
読み終えた時は放心状態と言うか…

人間の闇、自然の摂理、不動明の葛藤 などなど様々なものが描かれますが
ひっくるめて哲学的ですらあります

昔の漫画なので古さは感じますが
今読んでも衝撃的な内容だと思います

是非、読み終えた時の放心状態を味わってほしい

 


デビルマン-THE FIRST- (1) (復刻名作漫画シリーズ)

 

 

本日のオススメしたい何か 漫画「SLAM DUNK」

どうもきいつです


今回、オススメしたいのは漫画「SLAM DUNK」です

週刊少年ジャンプにて1990~1996年まで連載されていた井上雄彦によるバスケットボール漫画

今さら過ぎるけど
改めて読んでもやっぱり面白いのでオススメしたくなりました

新年早々コロナに感染しまして自宅療養をしてたんですが
その期間中に全部読みました

キャラクターが魅力的だったりストーリーが面白かったり
本作の素晴らしい部分はたくさんありますが
やはり、バスケに詳しくなくても面白く読めるのは大きいですね

主人公の桜木花道がバスケのド素人なので
漫画を読みながら彼と共にバスケを学ぶ事もできます

そして、画力の高さからくる試合の描写も素晴らしく
あっと言う間に読み進めてしまいます
臨場感が半端なくて漫画の中に引き込まれてしまう

終盤、山王戦の試合終了までの数秒間の描写はエグいです
この場面だけでも何回も読んでしまう
“読む”と言うより“観る”と行った方が正しいかもしれない


超名作だし読んでる人は多いと思いますが
何回読んでも面白いし
読んだことがない人には是非読んでほしい名作ですね

 


SLAM DUNK(スラムダンク) 完全版 全24巻・全巻セット (ジャンプコミックスデラックス)

 

 

ブログ更新を増やしたい

どうもきいつです


最近、ブログの更新頻度がかなり少なくなりました

理由は前にも書きましたが
簡単に言うと
面倒くさくなったから
というのが1番です

正直、長文を書くのがしんどかったりします
なかなか書くことも思いつかないし

そして、このブログは基本的に映画の感想がほとんどで
それをメインでやってるわけですが

だからこそ
映画の感想って映画を観なければ書けない
なので映画を観ていなければ必然的にブログの更新もできないんですよね

ブログに対するモチベーションが高かった頃は
ブログ更新もできるし今から1本くらい観とくか
みたいな感じで映画を観る本数も多かった

でも、最近はそんな時に比べると映画を観ることも少なくなり
それに伴ってブログも書かなくなりました

ブログのために映画を観るってのも本末転倒ですし

今では観たい映画があれば映画館に観に行く
心に余裕があれば家でも映画を観たり
ゲームをやりたい時期は映画を観ずにゲームばかりやってる

映画以外にもやりたいことはたくさんある
プラモ作ったり
ドラマ見たり
漫画読んだり
絵を描いたり
美術館を巡ったり
これも僕にとってはとても大切なもの

そういうものにも時間を割けば映画を観る時間もブログを書く時間も少なくなります

 

とは言え
ブログを更新したいなという気持ちもあります

最近は週に1回くらい更新すればいいとこ

でも、それは少なすぎるよな…
と思ってます

そこで
どうすれば更新頻度を上げれるのかな?
と考えました

 

そして、思いついたのが
元からインプットされてる情報をアウトプットすればいいんじゃないか
もっと短い文章にすればいいんじゃないか
です


今までは
映画を観ることでインプットし
それをアウトプットし長文を書く
という一連の流れを1つの記事に対してしてきました

ただ、これってなかなか負担が大きいと言うか
カロリーの消費が激しいと言うか
まあ、しんどいわけです

2時間くらいかけて1本の映画を観て
2000~3000文字くらいの文章を書きます
もっと短い文章でもいいけども
1つの作品について深く語りだすと
どうしてもこれぐらいの文章量になってしまう…

これを長い期間続けてきた自分を誉めたいとこですが
ちょっとやり方を変えようかなと思いました

 

で、どんな記事でブログを更新していこうかな?
と考えたんですが
“おすすめの何か”を紹介するのがいいかなと

今まで僕が触れて
好きなもの
楽しめたもの
感動したもの
などなど

そういうものをジャンル問わず紹介するのもいいんじゃないかと思いました


今まで自分が感銘を受けたものを自分の心の中だけに留めておくのではもったいない
それを誰かに伝えるのもいいのかな
とか思ったり


今まで通り映画の感想も書いていきたいですが
その間を埋める感じで短い記事も書いていけたらと思います


おすすめするのは映画だけではなく

他に好きな漫画、アニメ、ゲームなどもいいかなと思ってます

それだけでなく特撮とかドラマとか
作品だけでなくおすすめグッズとかでもいいし
おすすめのスポットとか

新旧問わず
メジャーマイナー問わず

とにかく枠に囚われない方が書くのも楽かな

その時に思いついた事や思い出した事を短い文章で書いていく
というスタイルでやっていこうかと思います


これ自体も長く続くかどうかは不明だし
僕のおすすめなんて誰も興味ないかもしれないけど…

1回やって終わりの可能性も…


まあ、とりあえずそんな感じで
気を張らずブログをやっていこうと思います

 

 

2022年 今年観た映画の話

どうもきいつです

2022年も終わりということで
今年観た映画を振り返って話しようと思います

今年はブログの更新頻度も少なくなり
映画自体も昨年ほどは観ていないですかね

正直言って
マイナーな映画は以前に比べてあまり観ていなかったと思います

とは言え
日本人の平均以上は映画を観てると思うので
その中から印象に残った映画の話をしていきたいです

 

「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」

今年、1番始めに観た映画であり
今年の映画の中でも最高に好きな映画だったかもしれない

スパイダーマンを愛する者たちのために作られたスパイダーマン映画
この前にもこの後にもこのような作品は存在しないであろう作品
空前絶後ですね

スパイダーマンを観たことないという人は
過去のスパイダーマン映画全作と「アベンジャーズ エンドゲーム」までのMCU作品全部観てから本作を観てみてください

途方もない時間と労力を費やすけどそれ相応の感動がある (痛いオタクでごめん)

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「大怪獣のあとしまつ」

あまりの期待とのキャップに悪い意味で記憶に焼き付いた映画
興味のある方は本作を観て地獄を味わってください

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「仮面ライダーオーズ10th 復活のコアメダル」

仮面ライダーファンの中で賛否両論(否が多め)を巻き起こした問題作
これを観た後はスゲー複雑な気持ちになってしまいました

本作で描きたいことはわからんでもなく理解できるけど
こんなもんを10周年記念でやることか?
と、鈍器で頭をぶん殴られたような気持ちになった

ただ、この映画を嫌いにはなれないかな…
ある意味、ヒーローの終着点のような物語でした

自分の前の座席で嗚咽して取り乱していた女性の姿は永遠に忘れられないと思う

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「必殺!恐竜神父」

これは映画館で公開されてたわけでもないし
べつに新しい映画でもないし
たまたまAmazonプライムビデオで観ただけのクソB級映画ですが
あまりのクソっぷりに忘れられない映画となった

マジでクソなので観てください
クソ過ぎて興奮します
いい意味でクソです

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「機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー」

肉食ってるだけの映画

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「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」

これはヒーロー映画の皮を被った「死霊のはらわた」
サム・ライミらしさ全開で個人的には大好物でした

プロフェッサーXの扱いが酷すぎて逆に好き

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「トップガン マーヴェリック」

今年の映画と言えばこれは外せないですよね
単純に最高でした
最初から最後までテンション上げられっぱなしの映画

戦闘機アクションの臨場感は映画館ならではの体験でしたし
映画館の大画面で観る意義を感じれます

前作を知らなくても全然楽しめる映画になってますし
知ってたら知ってたで深みを感じれますし
続編として素晴らしい形の作品だと思う

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「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」

やっぱドラゴンボールって最高っすよね

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「ブラック・フォン」

なかなか完成度の高いホラーサスペンス
脱出サスペンス+オカルトホラーな作風が斬新でもありました

おおざっぱな部分も多々ありましたが最終的に上手くまとまっていて
カタルシスを感じスッキリできましたし
友情や兄妹愛に感動もできたし
すごく良い映画

B級映画よりではあると思うけど
とても楽しめるエンタメ作品でした

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「暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー」

テレビで放送中の本編もラリってますが
映画もかなりラリってました

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「カーター」

この作品はNetflixで配信されている作品
感想は“とにかくすごい”の一言

やっぱ韓国映画すごいわ
と思わされました

全編ワンカット風でここまでできるのか…
圧巻の映像です
ノンストップのアクションをリアルタイムで味わえる幸福感
最高でした

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「グリーンバレット」

大好きな「最強殺し屋伝説国岡」の続編ということで期待していましたが
期待通り最高な映画でしたね

阪元裕吾監督らしいユルさとバイオレンスなアクションのギャップがたまらない
殺し屋志望の女子6人も個性的で最高に可愛かった

阪元裕吾監督の今後の作品にも期待ですね

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「NOPE/ノープ」

今年の話題作の1つですね
個人的にはかなり好きな作風で楽しんで観れました
いろんな意味で面白い作品だと思う

怪獣映画のような豪快なエンタメ性がありつつ
ジョーダン・ピールらしい皮肉混じりの知的さも感じれます

面白いけど面白いと言ったら負けのような
監督の手のひらの上で転がされてるような気がした

ジョーダン・ピール性格悪い

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「貞子DX」

今年の意外と良かった映画No.1
アホすぎな内容に笑わされました

それにしても小芝風花ちゃんは変な作品ばかりに出ている印象
全く作品に恵まれてないような…

いや、逆に恵まれているのか?
うーん…
わからん

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「土を喰らう十二ヶ月」

間違えてチケットを買ってしまい観に行くはめになった映画

しかし、これがすごくいい映画で
僕の心にとても刺さりました

自分の生き方について改めて考えさせられました
そして、死についても考えさせられる

なによりも
犬がかわいい映画は正義

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「RRR」

最高
マジ最高
超最高
べらぼうに最高

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今年、特に印象に残った映画はこんなところですかね

面白い映画たくさんありました
今年はあまりクソな映画を観ていないのがちょっと寂しいですね

面白くないであろう映画にぶち当たっていく気力と体力が無かったからかもしれません
最近、面白くないものに当たった時にすごく精神をやられるんっすわ…

来年はもっと観る映画が少なくなってるかもしれない

来年も面白い作品はできるだけ映画館で観たいです

 

 

映画「MEN 同じ顔の男たち」感想 地獄のおじさんマトリョーシカ

どうもきいつです


ホラー映画「MEN 同じ顔の男たち」観ました

とある田舎町を訪れた女性が
同じ顔の男たちと遭遇し奇妙な現象に見舞われるホラー作品
夫の死を目撃したトラウマと目の前に現れる同じ顔の男たち恐怖に対峙する女性の姿が描かれます

監督は「エクス・マキナ」などのアレックス・ガーランド
主演は「もう終わりにしよう。」などのジェシー・バックリーです

 

あらすじ
夫の死を目の当たりにしたハーパーは
心の傷を癒すためイギリスの田舎町に訪れる
豪華なカントリーハウスの管理人ジェフリーの出迎えを受けそこで過ごすことになる
町を散策するハーパーだったが
そこで出会う男たちは皆同じ顔だった
そこから彼女は奇妙な出来事に見舞われていく

 

感想
正直言って意味がわかりません
起承転結のあるストーリーでもなくて
結局、なんかよくわからん
ただ、映像の美しさや所々の恐怖演出など
最後まで観させられてしまう魅力もある
特に終盤のアレはグロいけど見入ってしまった

 

予告を見て気になっていたので観てきました
同監督の「エクス・マキナ」はなかなか面白い作品だったので本作にも期待していた

で、率直な感想は
なんか意味わからん


最後まで観ても結局どういうことだったのかわからないタイプの映画ですね

この時点で好き嫌いが分かれるであろう作品です

特に起承転結のあるまともなストーリーが好きな人からすれば
本作にはあまり好感を持てないかもしれません

僕はと言うと
意味がわからないなりにも
それなりに楽しめました

この映画の気持ち悪さはかなり好きかもしれません
ホラーとしての怖さも感じることができました


本作は考察ありきかなって作風で
いろいろと意味は込められていると思います
観終えた後に考察するって楽しみかたもありかな

ただ、僕は深く考察できるほどこの映画を理解できなかったし
未だに意味不明な映画だったな
という印象しかありません

なんとなく理解できるような気もするけど
やっぱり全然しっくり来ない

 

とは言え
この映画はあまり意味を考えすぎなくてもいいのかとも思います
雰囲気を楽しむだけでも成立してる気もする

むしろ、あまり考えすぎると変に疲れるというか…

何も考えずに観る方が単純に面白く観ることができるんじゃないでしょうか

本作はそう思わせてくれるほど映像や演出に魅力がある
それだけで最後まで観せられてしまうわけですよ

やはり、印象に残るのは美しい映像です

大自然の映像が単純に美しく思え
その美しさに引き込まれていく

でも、ただ美しいだけでなく
美しいからこそどこか不穏で不気味さすら感じます

これは「エクス・マキナ」にも共通しますよね
美しい反面、不気味な世界観
決してわざとらしく不気味に表現しているわけではないのに
何故か気持ち悪くて居心地の悪さを感じる映像です


そして、所々に散りばめられているホラーな演出
これも最後まで飽きずに観れる要因です

わかりやすくスリリングな場面もあれば
見ようによっちゃ笑ってしまいそうなシュールな場面もある

例えば
裸のおじさんが窓ガラス越しにこちらを覗いてるけど主人公が全然気づかないとか
あのシーンは正直ちょっと笑ってしまったけど
その後のスリリングな展開で結果的に怖かったですし

トンネルの向こうから奇声を発しながら走ってくるのとか普通に気持ち悪くてゾクゾクする

終盤になるとなかなか怒濤の展開で
意味はわからないけど怖いし気持ち悪いし
普通に面白いですよね


あと、個人的に良かったと思ったのは
劇中で全く顔が同じことに言及しないとこ

予告とかでは“同じ顔の男たち”をすごく煽っていて
さぞかし映画の中でその謎が解き明かされるかのような宣伝になってるけども

実際は同じ顔であることに全然触れないんですよ

主人公も気づいてるのか気づいてないのか同じ顔であることにツッコむこともなく
もちろん同じ顔の理由も解き明かされず
モヤモヤする人も多いかと思います

でも、誰もが気になりツッコミたくなるようなことを完全にスルーすることで
この映画がより気持ち悪くなってることは確かで

そんなモヤモヤでさえあえて与えられてるようにも感じるんですよね

 

そして、なんと言っても
この映画で1番インパクトがあったのが
終盤のアレですよ

おじさんからおじさんが無限に産まれてくるという地獄絵図
地獄のおじさんマトリョーシカです

マジでグロい
でも、なんかグロいと言ってはいけないような空気感もある
そんなとこもなんか気持ち悪い

この映像を観れただけで
本作を観た甲斐があったと思えました

それくらい衝撃的で刺激的
発想が斜め上のクレイジーな映像です
監督がこの映画でやりたかったのはこれなのかな

是非観て欲しいですね
ただ自己責任ですのでご了承ください


それに、この場面がただ気持ち悪いだけでなく
ここから本作の伝えたいことがなんとなく伝わってくるのはすごいですね

この映画って
おそらく男に対する不信感や男の愚かさを描いていると思う

主人公とその夫の関係性からそういうものは見えてくるけど
終盤のあのシーンでよりズドーンと響くと言うか

無限に産まれてくるおじさんを見る主人公の目からは
恐怖ではなく蔑みや哀れみを感じれる
それは女性の目から見た男の愚かさみたいなものだと思う
女性の母性に依存する男の幼児性ですかね

具体的な映像や言葉でそれを表現せず
抽象的な映像でそれを表現しているのはなかなか面白いですよね

単にグロくてインパクトがあるだけでなく
どこか知的な芸術性も感じれる

そんな部分も個人的に好感を持てる要因だったかもしれません

 

単純明快なストーリーではなく考察ありきのややこしい映画ではあると思いますが
映画の中に引き込まれる魅力は十分にあって面白く観ることができました

それに、何も考えずに観ても
この映画が表現したいものは必ず伝わってくると思います

考えるよりも感じるタイプの映画かな

 


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